またひとつ年をとる

10月28日（木）
唐突ですが、やはり、あまり太っちゃいかんと思うわけです。
人前に立つミュージシャンたるもの、やはりある程度節制しないとダメでしょう。
つか、ある程度の節制もできないようじゃ、肝心の音楽もナルイんじゃないのか？みたいな議論もあるわけでして。
いやいや、太っていることが悪いんじゃないっすよ。
ゴメンね、自分に言い聞かせるという意味でね。
なんつうか、いわゆる「おデブ」キャラで通る人はいいんですよ。
カッコつけるキャラで、お腹ポッコリみたいなのはカッコ悪いじゃん。。。

まあ、人ごとみたいに言える立場じゃありませんけど。。。
「そんなこと言うなら、明日から禁酒してみろ！」なんて言われたら、「う～む・・・」って唸るだけですもんね。
タバコはやめたけど、酒はやめれんなあ～っていうオレもナルイよなあ。

より深く考えるならば、オレ個人的考えですが、音楽をやっている原動力ってのは『快楽』に過ぎないって思うわけ。
ドラム＆パーカッションって、快楽の宝庫、或いは快楽のデパート、言うならば快楽の地下資源、快楽の海洋資源、快楽の尖閣列島、快楽の北方領土なわけですよ。
掘り下げればそれだけ湧いてくる、天然ガスに原油にレアメタルにウニカニアワビ、限界値のない底なし沼であります。
ただし、そこまで突き詰めるためには、地道な準備と緻密な計画、そしてきちんとした訓練が必要不可欠なのであります。
下手すると戦争になるでね。。。いや関係ないか。

遠い昔の話ですが、オレ30歳という年齢の節目を境に、どういうわけだけ何かが「目からうろこが落ちる」気がしましてね、めっちゃストイックな世界にはまりまして、ドラムの練習を毎日時間を決めてやったことがありました。
単に時間だけやればいいわけじゃないので、教則本を洋書とか国産を問わず、評判のいいものを買いあさり、これぞと思うものを真剣に効率よく。
数年間、酒もタバコも（女も・・・）やめて、体力作りにジョギングと空手も少しやりました。
暴飲暴食も当然しないし、体は健康的なダイエットができて、腹の筋肉は見事に6つに分かれましたね。
ジョギングはしっかり中毒になって毎日必ず10キロ走ってました。
走らないとイライラするんですよ。
週末は20キロ走らないとイライラし、台風とか雨降りで走れないなんてサイテーな気分。
バッカじゃねえの、って感じだけど、マラソン中毒患者になるとこれ以上に悲惨なんだよね（笑）。
結果、目的のドラムはそこそこ叩けるようになりましたが、空手の試合で怪我をして、さらに膝を故障してそれ以来マラソンは走れなくなりました。。。バカだねえ。
まあ、それもすべて「ドラムを叩く快楽のため」という名目があって始めたわけで、何一つ悔いはないっちゃあない。
そういうわけで、オレなんぞ単なるバカな快楽主義者なんですが、これからの短い人生、さらに最高級な究極な『快楽』を目指したいなと思うわけであります。

ところで、明日はン回目（よう言わん…）の誕生日。
もうちょい、ストイックに鍛えたいなどとも思うわけです。
せめて、もうちょいでいいから上手くなりたい。
まだまだ、終わりたくないですもんね。