駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

感動したのか

2016年05月27日 | 駄日記
5月27日(金)
伊勢志摩サミットが無事終わったようですね。
世界に向けた日本としての成果はどうなんだか分かりませんが、テロや大きな混乱もなくセキュリティ的には成功だったんじゃないですかね。
これに先だって駅のゴミ箱が撤去されたのは、かつての地下鉄サリン事件後の対応を思い出しました。
また、ロッカーが使えなくなって荷物を置きっぱなしにして不審物と間違えられたという笑えない事件とか、今日の羽田空港で大韓航空機の火災など、何もなかったわけじゃなかったんですが、安全な国という意味ではアピールできたんでしょう。
自分の会社でも、業務的に公的な部門もあり今週はピリピリと緊張感が高かったので、終わってホッとしております。

さて、今夜のニュースでは伊勢志摩のことはすっ飛んで、全てのTV局がオバマ大統領の広島訪問一色でした。
謝罪がどうのとか、昨日までは侃侃諤諤の評論が聞かれましたが、オバマはそんなことには関係なく用意してきた当たり障りのない言葉、悪く言えば何ら意味のない冗長で退屈な原稿を17分に及んで読み上げました。
各報道はめちゃめちゃ好意的に取り上げていましたが、使い古された美辞麗句。自分には全く響くものがなかった。。。
まあオバマさんにすれば大統領就任後、何にもしないうちにノーベル平和賞をもらってしまって、しかも「世界の警察をやめる宣言」後、ISやらロシアや中国が好き勝手に暴れまくってオバマの評価は底に落ちた。
そこで任期の終わる手土産として「ハト派大統領」として足跡を残さずにはいられない。
謝罪なんてものはこれっぽちもないのは当然で、何かしゃれた平和的な言葉を世界に発信して記録と記憶に残すには格好の機会だったというだけだったと思う。
日本のメディアが、さも感動してありがたがっているようなそぶりを見せたけど、オバマのパフォーマンスに踊らされただけのような気がして仕方がない。

年老いた被爆者が、オバマと握手して感動して涙ぐんだりしておられましたが、一言も原爆を落としたことは過ちだったとは言っていないし、頭の中では「原爆を落として戦争を終わらせてやった」という旧来の思想は変わるわけがない。
今回同行させる予定だった、日本軍の捕虜になって日本を恨み続けている元米兵が、どういう理由か明かしてはいないが来日できなくなったということです。
この老兵を連れてくる理由というのは「日本に絶対謝罪はしない」ということを証明するためで、「原爆の正当化」は揺らぐことのない証人にする予定だった。

当然だが、米国はニッポンのトモダチではなくオバマも日本の味方ではないい。
国益にかなえばビジネスとして友好関係を保つが、WinWin関係が崩れたと見れば一方的に叩きまくる。
利益があるからこそギブ&テイクで利用するわけで、トランプが言うように他人をただで守ってやらんぞという国である。
日本人は冷静に判断しないといけないのは今も昔も何も変わらないんですが、どうも甘い幻想を抱いているような気がする。
コメント
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