駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

映画『オアシス:スーパーソニック』

2017年01月22日 | 映画
英国のロックバンドといえば、ビートルズやストーンズを始め世界のロックシーンをリードしてきた歴史があります。
ビートルズもそうですが、クリームやツェッペリンなど天才ミュージシャンの作るバンドは活動期間が短いのも特徴。
燃え尽きてしまうのか、或いは天才どうしで対立してしまうケースも多いのでしょう。
その中でも、オアシスは特殊なバンドというイメージがありました。何と言ってもメインはノエルとリアムのギャラガー兄弟の二人で、結成ももちろん兄弟の息が合って始めたんでしょうが、解散も二人の喧嘩と聞く。一体何があったのか、その辺の事情を知りたい人には、それがバッチリと分かる映画『オアシス:スーパーソニック』が上映中。なのでオレも興味津津、観てきました。
実はオレ、世代的にOASISは若過ぎてファンではなかった。音楽は巷に溢れているので、それを聞いて「なるほど、これがオアシスか」と認識していた程度。そうとうアンテナの低いオレですが、それでも兄弟がメインのバンドであり、数年前に解散したということは知っていました。「もう2度とバンド活動はしない」というような記事を中日新聞で読んだ気がします。
更に、いい曲を書くけれどステージでは平服で演奏してる地味なバンド、っていうイメージがあった(笑)

映画を見て、兄弟がかなりの悪ガキだったということを知った。特に少年時代から喧嘩に明け暮れた弟のリアムは札付きだったようです。兄のノエルはギターにのめり込んで少年時代を過ごしたようだが、その後仲間とバンドを始めて、あっと言う間に知名度を上げてデビューに至るシンデレラバンドだった。

ただ、精神的に子供のままだったのか、「ロック」というカテゴリーに、不良じゃなくちゃダメだろ的な理解を超えた荒れ方をする。記者会見でも横柄なやり取りをしているし、若くして酒とドラッグに溺れる姿は痛々しいほど。
地元の音楽友達とともに歩んできたバンドだったが、メジャーになり更に上を目指す時点でメンバーを解雇したり自主的に脱退したりと、アマチュアバンドが有名になる時に避けて通れない道を進むことになる。
そしてバンドは世界の頂点に立つのだが。

アマチュア時代の映像や音源も体験でき、大迫力のライブ映像など、ファンなら堪らない映画であることは間違いないでしょう。
ファンでないオレでしたが、やはり全編で流れる名曲は素晴らしいし、悪ガキそのままの二人のお茶目さも可愛らしく思えて、「再結成すりゃあいいじゃん」などと無責任に思えてしまうのだった。
映画を見終わり、「ロックバンド、またやりたいな~」などと独り言を言いつつ帰ってきました(笑)
コメント
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