駄楽器駄日記(ドラム、パーカッション)

ロッキンローラーの打楽器日記

ビデオとDVD

2006年01月26日 | 駄日記
一昔前、ドラムをはじめ音楽関係の教則ビデオが出はじめた頃、値段はやたら高かった。高い物では1本15,000円ぐらい、安くても8,000円ぐらいはしていた。しかも、輸入物が多かったので、その当時は字幕がなかった。説明書に翻訳が記してあるものもあったが、そんなものを読む前に目は画像に釘付けだ。何と言っても、憧れのスティーブ・ガッドや、デイブ・ウェックルやジェフ・ポーカロなどのビッグ・ネームが目の前で演奏し、その演奏について解説していてくれるのだ。オレはよだれを垂らさんばかりに何回も繰り返し何回も見続けた。延々と解説するシーンなんかは、言葉がわからないオレとしては何を言っているのか想像するしかなかった。全て見終わってから、翻訳書を読んで「そーかー、そんなことを言っていたのか~」などと納得していたのである。あの発音はそういう意味だったのかー、なんて英会話の教室というか、まるで試験間近な受験生みたいなすごい入れ込みようであった。だが、それによって英語は覚えられなかったが。
そんな時代の高価な教則ビデオをオレは結構たくさん持っている。当然トータルではすごい金を使ったことになる。ドラム教室の給料をそのまんまビデオにあてて現金で買ったもの、小遣いがなくって分割にしてもらって買ったもの、友人からコピーしてもらったり、その代わりコピーしてあげたり、現物をもらっちゃったりあげちゃったり、今でも何10本か持っている。
そんな風に、ドラム&パーカッションの教則ビデオばっかり集めては、日夜繰り返し見ては研究していた時代があった。当然、その頃にはエロ関係ビデオなども世間にはオテンコ盛りだったのだが、オレはそっち方面は無関係だった。ただ、その頃はそんな余裕というか、金と暇がなかっただけで、その頃はオレも人並みに精力溢れる若者だったわけで、興味津々だったが収集することはなかった。
そうして日が流れ、オレは教則ビデオを集める事はなくなり、エロビデオを集めることもなく、ビデオはいつの間にか「探偵ナイトスクープ」と「タモリ倶楽部」を録画して休日に見るだけになった。いつの間にか、HDレコーダーが出現し、オレ自身もTVはPCで録画するようになり、世間のビデオ屋さんはDVDが主流になっていた。そして、ビデオは嵩張るので邪魔な存在になっていった。確かにオレの教則ビデオは完全に邪魔者になってしまっている。価値観というのは、その時代とそれに関わる人の感性によりその都度変わってくる。
昔は10,000円以上もして苦労して買った教則ビデオが、最近はDVDに焼き直されて廉価で販売されている。2,500円ぐらいで買える物も出ているが、世間一般的な値段で3,800円~4,700円ぐらいが主流だ。まあ、安いにこしたことはない。ただ、ありがたみが足りなくなってしまうかもしれない。
教則DVDの値段はある程度知っていたが、映画のDVDの価格については全く無知であった。
ウッドストックのDVDを先週借りて、今度の日曜日に返却するのだが、レンタル料は7日間で330円だった。レンタルだから値段はこんなもんかと思っていた。が、今日たまたまレコード店に寄って新品のDVDの値段を見たら980円だった。がちょ~んである。ウッドストックの映画新品でこの値段?と思って映画のコーナーに行ってみたら、古い映画って、殆んど1本1,500円以内なんだーって初めて知って案外ショックであった。カルチャーショックな一日だった。浦島太郎の気分!

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