今日は、母の病院診察の日
いつもの服装ではなく
外出着を用意する。
「今日は病院に行く日だから、ね。」
というと、
母は浮かぬ顔で
「わしの馬鹿がどれくらいになったか
見てもらいに行くのかね。」
と言う。
「馬鹿馬鹿ってそんなに言わないでよ!」
と、つい声を荒げ
昨日のこともよみがえって
気持ちが暗くなる。
「どういうときに、自分は馬鹿だって思うの。」
「こうやって、世話を焼かれているとき・・・」
私は、着替えの手伝いを途中でやめ
そのまま部屋を出てきた。
いつもの服装ではなく
外出着を用意する。
「今日は病院に行く日だから、ね。」
というと、
母は浮かぬ顔で
「わしの馬鹿がどれくらいになったか
見てもらいに行くのかね。」
と言う。
「馬鹿馬鹿ってそんなに言わないでよ!」
と、つい声を荒げ
昨日のこともよみがえって
気持ちが暗くなる。
「どういうときに、自分は馬鹿だって思うの。」
「こうやって、世話を焼かれているとき・・・」
私は、着替えの手伝いを途中でやめ
そのまま部屋を出てきた。