『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

泣いたり笑ったり・・・・・2(自分で・・・)

2014年05月28日 | 介護
(5月28日、朝)ヘルパーさんへ

先日は、母が失礼なことを言ったようで申し訳ありませんでした。
母はプライドがあるので、私にもオムツの様子を見せません。
まして、他人からいろいろ言われるのは余計いやなのだと思います。
いろいろ、ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。

連絡ノートにそう書いて
お弁当の横には、母に次のような手紙を置いておいた。

「おばあちゃんへ
 今日はおかあさんは仕事です。
 ママ(長姉のこと)も用事があってこられません。
 お昼頃、おばあちゃんの安否を確認してもらう
 ヘルパーさんをお願いしました。
 知らない人かもしれないけれど、
 心配しなくてもいいからね。」

けれど、この置手紙はなんの効果もなかったようで、
帰ってみると、この置手紙は
ランチョンマットの下に隠してあった・・・・

連絡ノートには、
「お弁当を食べ終わり、これからお昼寝される所でした。
 リハパン2枚、パット1枚 汚れているものが
 部屋においてありましたので、
 リハパンをはくようにお願いしてみましたが、
 「自分のことだから、指示されたくない!」
 とおっしゃるので、枕元へおいていきます。
 今日は表情が大変険しく、ヘルパーの存在がおいやのようですので
 これで帰らせていただきます。」

夕方、ケアマネージャーさんから
電話が入っていたのは、このことだったのだ。

家に帰ると、母は座敷の障子を開けて
穏やかな顔で夕日を見ている。
「きれいだねえ・・・・
 ここからは、よく見えるねえ・・・・」

母がいやだと思うのなら、
ヘルパーさんに来てもらうのは止めよう。
自分で箪笥から下着を引っ張り出して
パンツの上にオムツをはいていたけれど
自分でやろうと思っているのなら
それを尊重して、
できないところだけを手伝うようにしよう。

「それでいいの?」と聞くと、
にっこり笑って
「ああ」
と、うれしそうな顔で返事した。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする