『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

健康診断の青年

2019年12月06日 | 雑感
国民健康保険になって

初めての健康診断に行って来ました。

8時から10時の受付、と言うことだったので

待ち時間を考えて

ギリギリの9時50分に滑り込みました。

番号札は99番、

案の定、わたしより後ろには、3人しかいません。



多くの人は、

私のように高齢者の男女、

たまに30~40代の女性、

その中にあって、一人の青年が気になりました。

若いのに、お勤めしてないのかな?(社会保険じゃないのかな?)

アルバイトなのかな?

自営業なのかな?



番号札は私より二つ前、

待っている間、ずっと漫画に夢中で

順番で席が空いたことにも気づかず、

隣の高齢の男性にその都度

せっつかされていました。



そして、血液検査の場で

驚くようなことが起きました。



青年は、注射が苦手、と訴えています。

ベテランの検査技師は、

「誰だって、痛いのはいやですもんねえ。」と相槌。

「すぐに終わりますからね。」と、

子供をなだめるように優しく声をかけ、

「はい、大丈夫ですよ。力を抜いて、はい、ちょっと深呼吸しましょうか?」

「見ると、よけい痛いから、見ないようにしてましょうかね。」

と、一生懸命、緊張を和らげようと声をかけています。



青年は・・・、とみると

空いた右手で、自分のTシャツの裾を持ち上げ

そのTシャツを引っ張り上げて目を覆おうとしています。

そして、

針が刺さった(と思われる)瞬間、

ぱっと左手を振り払ってしまい

その勢いで、針が飛ぶだか、腕の下にあった枕が落ちるだか、

ちょっとした騒ぎになりました。



この青年、それで逃げ帰ってしまうかと思ったのですが

検査技師の男性に励まされて、再度挑戦。

さっきのように、Tシャツで顔を隠そうとして

顔をそむけたときに、私と目が合ったら、

急に「はっ」と気づいたようで

シャン!となって、

無事、血液採取が終わりました。



私、別に

青年を責めるような目で見ていたわけではありません。

ただ・・・、ちょっと、

笑いをこらえていたかもしれない・・・(ごめんなさい。)


昨年チーちゃんが、

なにかの予防接種を受けに行ったとき、

お医者さんの前で暴れた、という話を思い出したから・・・。


この青年、注射に対するトラウマがあったのかしら?

今まで、血液検査とか注射するとかっていう経験が

うんと、少なかったのかしら?

でもまあ、今回無事に(ではないか?)済んだから

これで、ちょっとは自信を持ってね。


血止めのバンソーコーを抑えながら

後のソファーに寝っ転がった30歳前後の青年に、

ひそかにエールを送ったのでした。









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