『晴れた日には・・・』

日々の雑感を綴ります。

限界集落

2021年01月26日 | 雑感

私の住んでいる集落は、

ここ数年で、4軒の家が無くなりました。

(家はあります。住まう主がいなくなりました。)

お子さんが学校を卒業するとすぐここを出たため、

お年寄り夫婦のみの暮らしだったのが、亡くなられたり、

お子さんがいなかった高齢者のご夫婦が亡くなられたり、したからでした。

 

65歳以上の高齢者が、

集落の住人の半数を超えると、

その集落は、限界集落というのだそうです。

 

「限界集落」

社会的な共同生活や集落そのものの維持が困難になる集落を指す。

 

うちの集落も、

高齢化率(65歳以上の高齢者が)43%になりました。

55歳以上の住人で計算すると52%で、

これは、限界集落予備軍と呼ぶのだそうです。

いずれにしても、年寄りばかりの集落、ということです。

 

まもなく、集落内の役員を決める時期になります。

我が家のように、息子がやってくれている家は良いのですが、

若い者がいなければ、

高齢になっても、同じように役員をこなしてもらうことになります。

それではあまりに大変だ、ということで年齢の区切りを設けるようですが、

それを、何歳から、とするのか、

現役世代が、3割を切りそうな現状では、

若い人たちに負担が行くのが目に見えています。

 

集落ばかりでなく、

大きく地区に目を向けても同じことが言えます。

先達が良かれと思って立ち上げてくれた

農業だったり環境だったりに関わる、いくつかの組織は

役員のなり手不足で

運営に四苦八苦しています。

 

コロナ禍で、

慣例とされていたいくつかの行事や会が

中止になったり延期になったりしていますが、

この際、やらなくても大丈夫だったそうしたものは

見直す必要がある、と言うことなのでしょう。

 

ただ、そうした場で取られていた住民同士の交流は

高齢化が進んでいるからこそ、

何か形を変えて、実施する必要があるようにも思います。

 

そうした会からは、すっかり足を洗った私ですが、

老婆心ながら、

心配になるこの頃です。

 

 

 

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