「のん」さんが主演する映画『さかなのこ』が
9月1日に封切られるそうです。
特に映画が好きとか、特別な俳優さんが好き、とかいうわけではないのですが、
ネットニュースで、この映画の記事の見出しの
『「普通」ってなに?』という文言に興味を惹かれ、その内容を読みました。
テレビで時々見かける「さかなくん」の自伝の映画化だそうですが、
小中学校時代の彼は相当しんどかったんじゃないのかなあ・・・、というのは
彼の言動を初めて目にした当時、感じたことです。
それでもこうして、
自分の得意分野で輝ける今があるって、
素敵なことだな、良かったなって思うし、
それを後押しした方たちがいたから、
そして、ずっと「そのままでいいんだよ」と、
理解を示して育ててくれたお母さんのおかげ、
周りの人間に恵まれたんだな、と思いました。
一方父親は、「普通」の子になってほしい、と願うわけで、
厳しくしつけ(父親にとっての)や注意するわけですが、
それは、いつのころからか日本に定着した
(明治のころからなんじゃあないかなあ?江戸時代はもっとおおらかだったような気がする・・・私見・笑)
「枠内にはまる子が良い子」の呪縛にはまった典型的な日本人、なのだなあ、と思いました。
発達障害のお子さんを持つ親御さんや、
時にはそのお子さんを支援する先生の中にも、
「普通」に出来るだけ近づけようとする大人が多いのも事実です。
それは、社会がいまだ、そういう方たちを受け入れることが少ないから、だと思っています。
今は、少しずつ
「周りの人と違うこと」も、認められる世の中になってきましたけれど、
頭の固い人たちが、もっと理解を示してくれて、
それぞれの「個性」を認めてくれる
成熟した日本になると良いな、と思いました。