多賀城の民間信仰から小祠を何度かアップしていますが、今回は市川ににある貴船神社を尋ねました。
この辺りは、旧塩釜街道筋になり多賀城政庁跡・多賀城碑(壺碑)・総社宮・多賀神社(おたがさま)などがあり、古代から江戸期にかけて多賀城の中心と言ってもいいのではないでしょうか?
市川五万崎にあり、社殿には小型の木の船が多く納められている。
この船は隣町七ヶ浜町の浜方の人々が、大漁と海上安全を願ってその一個を借り受け、礼詣りに二個にして供えるものである。
木の船と貴船が同音であることの信仰であろう。<市史より>
別名「白山神社」とも呼ばれている此の神社は、山城国愛宕郡鞍馬村貴船神社の分霊を奉祀したものと伝えられている。
今からおよそ380年前慶長十二年(1607)藩祖伊達政宗公により奥州一の宮鹽竈神社の社殿が造築され、この時鹽竈神社が御釜神社の所から現在の境内に遷宮されたのに伴い、貴船、糺二神がここに配祀されたのです。
その後、江戸時代の元禄年間に四代伊達綱村公による鹽竈神社改修がなされた。
このため糺神社は仙台城北の古内村(仙台市泉区八乙女)に、貴船神社は市川村の現在地に遷宮されたのである。
遷宮された年代については、元禄六年頃(塩松勝譜)とされているが、現存する棟札には、宝暦六丙 子歳(1756年)と墨書きされているところから、遷宮されてからおよそ六十年を経て現在の祠が造築されたものであろう。
貴船神社は、五穀豊穣、海上安全大漁の御神徳をもつ神とされているところから、農、漁民の尊崇が厚く、古くから木の船が奉納されている。
現在は菊池安右衛門氏宅で先祖から手厚く保護管理されており、昭和五十六年に祠を保護するため覆堂の建築が行われた。
境内には大木が樹齢約510年になるようです。
自分のブログでも神社・仏閣を多く巡っていますが、この石仏達は多く登場します。
民間信仰の中で重要な役割をしていると思います。これからはこっちも勉強しますかね~??
東側の壁にはこんな感じで飾られていました。
祈願海上安全の文字が見えます。
お堂の前の大きな石に立ち多くの人がお参りに来たのでしょう。
多賀城に関する記事はこちらに纏めています。
史都多賀城
ホームページ多賀城
この辺りは、旧塩釜街道筋になり多賀城政庁跡・多賀城碑(壺碑)・総社宮・多賀神社(おたがさま)などがあり、古代から江戸期にかけて多賀城の中心と言ってもいいのではないでしょうか?
市川五万崎にあり、社殿には小型の木の船が多く納められている。
この船は隣町七ヶ浜町の浜方の人々が、大漁と海上安全を願ってその一個を借り受け、礼詣りに二個にして供えるものである。
木の船と貴船が同音であることの信仰であろう。<市史より>
別名「白山神社」とも呼ばれている此の神社は、山城国愛宕郡鞍馬村貴船神社の分霊を奉祀したものと伝えられている。
今からおよそ380年前慶長十二年(1607)藩祖伊達政宗公により奥州一の宮鹽竈神社の社殿が造築され、この時鹽竈神社が御釜神社の所から現在の境内に遷宮されたのに伴い、貴船、糺二神がここに配祀されたのです。
その後、江戸時代の元禄年間に四代伊達綱村公による鹽竈神社改修がなされた。
このため糺神社は仙台城北の古内村(仙台市泉区八乙女)に、貴船神社は市川村の現在地に遷宮されたのである。
遷宮された年代については、元禄六年頃(塩松勝譜)とされているが、現存する棟札には、宝暦六丙 子歳(1756年)と墨書きされているところから、遷宮されてからおよそ六十年を経て現在の祠が造築されたものであろう。
貴船神社は、五穀豊穣、海上安全大漁の御神徳をもつ神とされているところから、農、漁民の尊崇が厚く、古くから木の船が奉納されている。
現在は菊池安右衛門氏宅で先祖から手厚く保護管理されており、昭和五十六年に祠を保護するため覆堂の建築が行われた。
境内には大木が樹齢約510年になるようです。
自分のブログでも神社・仏閣を多く巡っていますが、この石仏達は多く登場します。
民間信仰の中で重要な役割をしていると思います。これからはこっちも勉強しますかね~??
東側の壁にはこんな感じで飾られていました。
祈願海上安全の文字が見えます。
お堂の前の大きな石に立ち多くの人がお参りに来たのでしょう。
多賀城に関する記事はこちらに纏めています。
史都多賀城
ホームページ多賀城
ザッと目を通しただけでぇ^^;
石仏の写真がたまったらページを作りたいと思いますが、名前がね~???
古本屋とか中古本でも探そうかな?
あーさんの蔵書は写真も多いですか?
南宮と貴船さん、金属と木とそして後は風か団扇ないのかと妄想します。庚申信仰があるのも嬉しい限り。素晴らしい紹介ありがとうございます。1018
ここの地は、律令国家になると国府が置かれ、坂上田村麻呂が征夷大将軍できます。また蝦夷の文化も隣接してあります。縄文からの神と国家が持ち込んだ神が東北には多く見られます。