この写真はその時の写真です。
あれは、霊場恐山の参拝に行くツアーでのことでした。
恐山に向かう途中、どこから紛れ込んだのか、てんとう虫のような形をしていて、すごい悪臭を放つ虫がバスの車内に居たのです。(カメムシなのでしょう?)
その臭いに客達は大騒ぎ…………
取り敢えず、バスから追い出し、ひと安心・・・
遅れましたが、私は長い間旅行会社に勤務し、この時はバスのドライバーをしていました。
バスは、むつ市の中心から恐山街道に入りました。 この通りに入ると流れる景色は一変します。 青森ヒバの森林の中を走っていると普段の生活から違う空間に来たような気がします。 空気が違うというか・・・・
その途中にある冷水(ひやみず)[湧き水]で休憩を取りました。1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで長生きするとガイドさんはよくお客様を笑わせます。
喉を潤した私達は、峠を越え恐山に近づいていきます。 山を降り平坦な場所に出るとそこは恐山の入口です。
そこには三途の川が流れています。バスをいったん降りお客様には三途川を渡ってもらいます。
太鼓橋のようになっており、悪人にはこの橋が針の山に見え渡れないと言いいます。
帰りにも渡るのですが、その途中後ろを振り返ってはいけないと言われています。
バスは山門に着き、自由参拝となりました。
しばらくすると、この団体の代表の男性がバスの方へ駆け込んで来た。
『どうしたんですか』と私が聞くと、彼は息を切らしながら………
『あのお堂 (亡くなった方の衣装を納めているお堂) の扉を開けたら、さっきバスの中にいたあの虫がウジャウジャと着物に着いていたんですよ。すると頭がガンガン痛くなり、気分が悪くなって来たので逃げるように戻って来たんです。
わたしは昔から霊感がありましてね~大丈夫です。気にしないで下さい………』
私も何度か訪れていましたが山門から中へは入ったことはありませんでした、何故かって・・・そりゃ~入りたいと思わなかったからです。
いつもバスの中で待機し、トイレも入口の横にありましたからね。 昔はこの中の宿坊に泊まったそうです。お風呂も外にありガイドさんたちはいつも恐がっていたそうです。
ところで、私も一度くらいは参拝しようと思い、本堂に行き手を合わせました。
その足で賽の河原周辺を散策してみたのです…………
小石が積まれた小さな山がいくつもあり、風車がクルクルと回っています………
一つ積んでは母のため、一つ積んでは父のため……と幼子が小石を積み上げ、そこに鬼が現れその積み上げた山を崩すのです。
そんな話が思い出されました。
そんな時だったのです……
私の足が重くなり、膝が痛みだしたのです。
こんな経験は初めてでした。どんどん足が痛くなりこのままでは歩けなくなると思い、私はバスへと戻りました。
少しすると落ちつき、足の痛みも消えていきました。 出発の時間となり、後は宿泊のホテルに向かうだけです。
よくあることなのですが、乗務員や添乗員の部屋は、別棟になっていたり、とても客を通せないような部屋が多く。民宿に流されることもしばしば・・・
一般の客室をもらえたら大喜びなのです、特に乗務員は客と同じホテルに泊められるだけでも嬉しいものです。
添乗員は客の世話がありますので同宿出来ます。 私も長い間旅行会社に居ましたから、旅館での事はいろいろあります。
クローゼット(和室ですと浴衣が置いてあったりハンガーがあるところですね)を開けると四隅に塩が盛られ中央にお札が貼られていることもあります。 嫌なものですよ。
チョット話は脱線しましたが、この日もやはり添乗員・乗務員専用の部屋となりました。このホテルの場合は専用の部屋というより、専用の棟ですね。
ここは、蛇口が6つほど並ぶ洗面台と共同のトイレとなっています。
あの団体の代表も添乗員扱いで、その部屋に泊められたのでした。
翌朝、彼は血相を変えて私の所に来たのです。
『どうしたんですか』
『じ…・・実は、昨夜、夜中にトイレに行きたくなり、洗面台の横を通ろうとした時、白い衣装をまとった男性が立っていて………こちらを振り返えると『非常ボタンを押せ』と言うのです。
私はその指が差している方向を見てみると……確かに火災報知器のボタンがあったのです。
そして、その男の方に振り返ると男は消えて居ないのです。ほんの3秒足らずの間にです。
私は怖くなり部屋に戻りまし・・・・ところが部屋のドアには掛けてもいない鍵がかかっていたのです。
トイレに行くだけだったので鍵はかけてないんです、それにオートロックでもないし……
私は震えながらフロントに行き警備員の方に開けてもらいました。
やはり部屋の中に鍵はありました、何故ロックされたのか不思議です……
洗面台には、あの虫が一匹じっとしていたのです。』
彼は火災で亡くなった人なのだろうか?
恐山からついてきたのだろうか?
このホテル自体そういった話しは多いのです。
(合唱)
ニコ動にイタコの録音がありました。
イタコおろし-1
この動画の中にお地蔵さんがなどが出てきますが、恐山に向かう参道には、数箇所に置いてあります。
鬱蒼とした檜の参道です。正に霊場に向かうと思わせるような空気を漂わせています。
恐山
日本三大霊場の一つで、862年 慈覚大師円仁が開山した。
人の死後、霊魂がここに集まると信じられています。
大祭(7/20~7/24)の時は、イタコの口寄せも行われる。
イタコに関する記事是非読んでいただきたい。
慈覚大師は、ここの他に東北では、平泉:中尊寺・毛越寺、松島:瑞巌寺、山形:山寺(立石寺) 、秋田県象潟:蚶満寺などが有名である。
私の経験談や仲間の体験談は、ブログの左下のカテゴリー「恐怖実話シーズ」にUPしています。
あれは、霊場恐山の参拝に行くツアーでのことでした。
恐山に向かう途中、どこから紛れ込んだのか、てんとう虫のような形をしていて、すごい悪臭を放つ虫がバスの車内に居たのです。(カメムシなのでしょう?)
その臭いに客達は大騒ぎ…………
取り敢えず、バスから追い出し、ひと安心・・・
遅れましたが、私は長い間旅行会社に勤務し、この時はバスのドライバーをしていました。
バスは、むつ市の中心から恐山街道に入りました。 この通りに入ると流れる景色は一変します。 青森ヒバの森林の中を走っていると普段の生活から違う空間に来たような気がします。 空気が違うというか・・・・
その途中にある冷水(ひやみず)[湧き水]で休憩を取りました。1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで長生きするとガイドさんはよくお客様を笑わせます。
喉を潤した私達は、峠を越え恐山に近づいていきます。 山を降り平坦な場所に出るとそこは恐山の入口です。
そこには三途の川が流れています。バスをいったん降りお客様には三途川を渡ってもらいます。
太鼓橋のようになっており、悪人にはこの橋が針の山に見え渡れないと言いいます。
帰りにも渡るのですが、その途中後ろを振り返ってはいけないと言われています。
バスは山門に着き、自由参拝となりました。
しばらくすると、この団体の代表の男性がバスの方へ駆け込んで来た。
『どうしたんですか』と私が聞くと、彼は息を切らしながら………
『あのお堂 (亡くなった方の衣装を納めているお堂) の扉を開けたら、さっきバスの中にいたあの虫がウジャウジャと着物に着いていたんですよ。すると頭がガンガン痛くなり、気分が悪くなって来たので逃げるように戻って来たんです。
わたしは昔から霊感がありましてね~大丈夫です。気にしないで下さい………』
私も何度か訪れていましたが山門から中へは入ったことはありませんでした、何故かって・・・そりゃ~入りたいと思わなかったからです。
いつもバスの中で待機し、トイレも入口の横にありましたからね。 昔はこの中の宿坊に泊まったそうです。お風呂も外にありガイドさんたちはいつも恐がっていたそうです。
ところで、私も一度くらいは参拝しようと思い、本堂に行き手を合わせました。
その足で賽の河原周辺を散策してみたのです…………
小石が積まれた小さな山がいくつもあり、風車がクルクルと回っています………
一つ積んでは母のため、一つ積んでは父のため……と幼子が小石を積み上げ、そこに鬼が現れその積み上げた山を崩すのです。
そんな話が思い出されました。
そんな時だったのです……
私の足が重くなり、膝が痛みだしたのです。
こんな経験は初めてでした。どんどん足が痛くなりこのままでは歩けなくなると思い、私はバスへと戻りました。
少しすると落ちつき、足の痛みも消えていきました。 出発の時間となり、後は宿泊のホテルに向かうだけです。
よくあることなのですが、乗務員や添乗員の部屋は、別棟になっていたり、とても客を通せないような部屋が多く。民宿に流されることもしばしば・・・
一般の客室をもらえたら大喜びなのです、特に乗務員は客と同じホテルに泊められるだけでも嬉しいものです。
添乗員は客の世話がありますので同宿出来ます。 私も長い間旅行会社に居ましたから、旅館での事はいろいろあります。
クローゼット(和室ですと浴衣が置いてあったりハンガーがあるところですね)を開けると四隅に塩が盛られ中央にお札が貼られていることもあります。 嫌なものですよ。
チョット話は脱線しましたが、この日もやはり添乗員・乗務員専用の部屋となりました。このホテルの場合は専用の部屋というより、専用の棟ですね。
ここは、蛇口が6つほど並ぶ洗面台と共同のトイレとなっています。
あの団体の代表も添乗員扱いで、その部屋に泊められたのでした。
翌朝、彼は血相を変えて私の所に来たのです。
『どうしたんですか』
『じ…・・実は、昨夜、夜中にトイレに行きたくなり、洗面台の横を通ろうとした時、白い衣装をまとった男性が立っていて………こちらを振り返えると『非常ボタンを押せ』と言うのです。
私はその指が差している方向を見てみると……確かに火災報知器のボタンがあったのです。
そして、その男の方に振り返ると男は消えて居ないのです。ほんの3秒足らずの間にです。
私は怖くなり部屋に戻りまし・・・・ところが部屋のドアには掛けてもいない鍵がかかっていたのです。
トイレに行くだけだったので鍵はかけてないんです、それにオートロックでもないし……
私は震えながらフロントに行き警備員の方に開けてもらいました。
やはり部屋の中に鍵はありました、何故ロックされたのか不思議です……
洗面台には、あの虫が一匹じっとしていたのです。』
彼は火災で亡くなった人なのだろうか?
恐山からついてきたのだろうか?
このホテル自体そういった話しは多いのです。
(合唱)
ニコ動にイタコの録音がありました。
イタコおろし-1
この動画の中にお地蔵さんがなどが出てきますが、恐山に向かう参道には、数箇所に置いてあります。
鬱蒼とした檜の参道です。正に霊場に向かうと思わせるような空気を漂わせています。
恐山
日本三大霊場の一つで、862年 慈覚大師円仁が開山した。
人の死後、霊魂がここに集まると信じられています。
大祭(7/20~7/24)の時は、イタコの口寄せも行われる。
イタコに関する記事是非読んでいただきたい。
慈覚大師は、ここの他に東北では、平泉:中尊寺・毛越寺、松島:瑞巌寺、山形:山寺(立石寺) 、秋田県象潟:蚶満寺などが有名である。
私の経験談や仲間の体験談は、ブログの左下のカテゴリー「恐怖実話シーズ」にUPしています。
私も恐山には行っていますが、三途の川は
見ただけでも恐ろしかったです。
とても渡れませんでした。
あの小石が積まれ風車が回っている光景を
思い出すだけでも怖いですよ。
イタコさんたちはいなかったですが、
イタコおこしの動画もイタコの関する記事も
パスします。
ゴメンナサイ<m(__)m>
行った事は有りませんが 私も三途の川は
渡れないと思います。
以前 福井県の東尋坊(自殺の名所で有名地)へ行った時、着くなりゾーとしてもうそれ以上
行く気になれませんでした。
後で「気持が悪いな?」と思ったと所へは近ずか無い方が良いと聞き 行かなくて良かったと
思いました。
恐山はTVで見ていてるだけでも恐怖を感じますね
恐山、一度、行ってみたいものです。
筆者は霊感などはあまりないので、何も感じず、平気かもしれませんが。
影響されやすい私はこういう場所へ足を踏み入れては
いけないのかも・・・。
付いて来そうな気がする・・・。ひゃ=!
私の母は何度かイタコさんに口寄せして貰ったことがあります。
その時に、下りてきたご先祖さまが
母に死ぬ事はないけれど体に注意しろ。
と言われてきたと話してました。
他にも身内の体について警告が・・・。
言われた親戚の人も・・・・。
色々ありましたね~。
ひーさんは霊感があるのですね。
体調に異変を感じたのは
やはり、霊の影響ですかね・・・
凄く怖がりなの・・
それから私の勤めているホテルで飛び降り自殺があったのですよ
ず~っと前の話ですけど・・
ある日私が何階か忘れたけど・・
9号室っているのは覚えています
掃除をしてもその部屋に入るとザワザワして
嫌な雰囲気でした早く終わらして
ドアを閉めたいのでしたけど・・
点検者が車で閉める事が出来ません
点検者の顔を見たらすぐにその部屋を先に点検して貰いました
気味が悪いよね
点検者が来るまでが正解です
ごめんなさい
見ないとイタコさんに失礼ですよ。wwww
浮かばれぬ武士達も・・・
一度、立ち合いをお願いしては??ww
私も詳しくは知りませんが、イタコさんの話を聞いたことがあります。
誰でもいわゆる霊能力があるわけではありませんからね。
例えば、旦那さんが亡くなったとすれば、「あ~ガガが良く来たな~お前の来ることは3日前から分かってた、親類縁者は大事にしろよ・・・」とこんな感じ?
あたり障りのない言葉の方が多いですからね。
でも、イタコさんを否定はしません。
それで、家族の心は癒されるのです。
中には鋭い霊感者もいると聞きます。
最近は若い女性が入り、人気があると聞きました。何故かと言うと、イタコは津軽弁で話ます。半分以上は聞き取れません。しかし、若い女性は訛っていないので良く分かるということですね。
4年前の情報ですが・・・。