石巻駅とタブレット

先日、石巻復興号を見に行った時の写真です。

ホームに停車している車両は仙石線です。
架線が駄目な為、電車では無くディーゼル車を矢本まで利用していますね。
復興への気動車で以前記事にしています。
この度、途中をバスが代行していましたが、小牛田を迂回して直行で行けるようになりました。



単線に必要なのがタブレットですね。　PCのタブレットでは無く、閉塞式で使用される通票（タブレット）です。　つまり、正面衝突や追突を防ぐ為にその路線には、一列車しか通行しないように通行手形を持たないと通れないルールを決めているのですね。
その区間を取り決めたのが閉塞です。
閉塞とは、ちょっと難しくなりますので、興味の無い方は、次の写真に飛んでください。

中国で起きた事故は、この安全確保がなされていなかったのも一つの原因でしょう。
「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」で定めています。
平成１３年国土交通省令第151号の第101条です。
第百一条　列車は、列車間の安全を確保することが出来るよう、次に掲げるいずれかの方法により運転しなければならない。ただし、停車場内において、鉄道信号の現示若しくは表示又はその停車場の運転を管理する者（管理する者があらかじめ指定する者を含む。）の指示に従って運転する場合は、この限りではない。

一　閉そくによる方法
二　列車間の間隔を確保する装置による方法
三　動力車を操縦する係員が前方の見通しその他列車の安全に必要な条件を考慮して運転する方法


つまり
１は、本線を一定区間（閉そく区間）に分けその区間を一列車の運転に占有させること。
これが、自動閉そく式、タブレット閉そく式のことです。自動とは、ATS自動列車停止装置やATC自動列車制御装置です。仕組みの理論上はバックアップ設備としての位置づけです。

２は、所謂、ATCやATO自動列車運転装置です。
　ATOになると運転装置ですから、停車は自動で発信釦を押すと自動で加速し運転をコントロールします。近代の地下鉄はこの方式を採用しています。
つまり、発車のスイッチ以外はオートです。　スムーズに停車をしますが、時よりそうでない時もあります。これは乗車人員や天候などで湿気などの影響でガクンと止まることもあります。
運転手の技術ではないので運転手さんや駅にクレームは止めましょう。（笑）

３は、動力車を操縦する係員の注意力による方法です。

現在の地下鉄は、上記の三つを全部採用しています。
ですから、事故が少ないのですね。

さて脱線しました。　これは職場で教育されたものです（笑）

駅員が電車からタブレットを持って歩いているのを見て懐かしくてシャッターを切りました。

　　　　






ホームから階段を見ましたら仮面ライダーが・・・・






SLの横では、録鉄？が・・・プロでしょうか？
汽笛の音や出発の音を録っているのでしょう。　装備が本格的ですね。



そうそう、石巻駅に行く途中にこんな風景を・・・







ありゃ！