そこはぜんぶが蒼くて
冷たい沈静の液体で満たされている
頭上にはオーロラ
上からは絶え間なく慰めと祈りが降ってくる
命の中で辛さしか味あわなかったどうぶつたちが
そこで限りなく永遠の眠りについている
誰も見たことのないほど大きな教会のような
洞窟のような
その空間にやってくるたましいはにんげんがいる限り途切れない
沈黙の中ではっきりとうたた寝をしながら
幾千万億恒河沙のたましいが休んでいる
あちこちにひとつひとつのどうぶつを抱きしめる役目の姿も見える
たまにかなしみが溢れて人間の空に嵐が海に大波が地に病が溢れても
遠い氷河が崩れても
それは理の一部
ーどうぶつたちがいつか
明るい草原にたどりつきますようにー
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