瀬尾 まいこ 著
中学校最後の駅伝の話。
顧問の先生の転任による交代。
人数集め。
6人一人一人の心の中の変化、一緒に走る他の人への思いなど、
0から始まり、1区から6区までそれぞれの心の声が綴られています。
頼りなかった元美術部顧問の上原先生が、生徒とかかわりながら駅伝部の顧問として
成長していくところも、とっても良い感じに書かれています。
私も走ったりするので、
‘‘春の風はやわらかく身体にまとわりつく
夏は湿気を帯びて重みのある風
秋になると水分が抜け風は軽くなる
冬は寒さと比例して風は研ぎ澄まされ刺すように吹く’’
こんな言葉が気に入って。