吉川 トリコ 著
去年、水曜日の新聞「週刊読書かいわい」で
清水義典氏が紹介していました。
名古屋を舞台にした大人の恋愛小説。
という事で、知っている場所もたくさん登場。
しゃべりも名古屋弁。
みゃあみゃあ言うところも。
最後は、思いもよらぬ結末に。
途中、ぬか床をかき混ぜながら心を落ち着かせていくところ。
酸っぱくなってしまう漬け物の味と自分の心と重ね合わせ、
だめになってしまいそうなぬか床を復活させながら、
自分の気持ちも落ち着かせていく・・・
こんなところにぬか床が出てきたか、という感じでしたが、
妙に納得でした。