歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

医師の悩みとは

2015-01-16 10:51:01 | 日記
クライアントのお医者さん(院長先生)と話をしたときのこと。

先生は大学病院で勤務医として勤めた後、一緒に勤務していた何名かの気の合う医師や看護師とともに独立し、病院を開設したのです。

しかし開業後は、スタッフとの関係がギクシャクしているとのことなのです。

勤務医時代は、みんな雇われる身のため、立場が同じであり、人間関係がうまくいっていたのです。

しかし雇う側、雇われる側になった途端、接し方が全く変わってしまったそうなのです。

本音を言ってくれないし、会議でしゃべっているのは院長だけで反応がいまいち・・・


みなさんの職場では、こういったことはありませんか?

これはある意味、当然のことなのです。

スタッフは、患者さんの健康だけを考える一方で、院長は患者さんの健康とともに、病院運営も考えなければならないのです。

病院運営には、お金がかかります。

従業員の給料はもちろん、社会保険料、家賃、薬代、機器のメンテ費用等々・・・

文字通り、頭の痛い状態なのです。

「経営者たるは、日雇い労働者。その日雇い労働者が、サラリーマンを雇っている」と言う人もいます。

工事現場で働く日雇い労働者と院長先生とは、単価(日給)は違えど、何の保障もない日雇い労働者と変わらないのです。


院長が利益を優先する姿をみたスタッフは、「医療人としていかがなのか」と疑問を抱き始めるのです。

それを口にしてくれればいいのですが、社長である院長に言えるばずもなく、不満が蓄積してしまうのです。


こういったことは病院に限らず、一般企業でもみられることなのです。

そのような立場の違いからくる「認識のズレ」を解消すべく、当事務所は顧問先の会社さんに「外部通報・相談窓口機関」の役割をさせていただいているのです。

顧問先の会社さんの従業員の中に、「会社に言いたい、提案したい」ことがあった場合、遠慮なく関口に連絡していただく体制をとっているのです。

それは前述の立場の違いからくるものかもしれませんし、もしかしたら会社の業績アップにつながる貴重な意見かもしれません。

あるいは会社存続の危機に関わる重大なコンプライアンス違反かもしれません。


会社と社員さんの橋渡し役となれればと思ってます!



~企業法務手続~
社会保険労務士・行政書士 関 口 英 樹
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