歴史に学ぶ人事・経営論

横浜の社会保険労務士・行政書士関口英樹です。

昇進制度の不備

2015-01-21 08:45:12 | 日記
ほとんどの会社では、主任・係長・課長・部長などの役職があり、優れた業績を上げた者は昇進していきます。
みなさんの会社でも、そうですよね!
こういった昇進制度は、係長として優秀は人材は、課長としても優秀だろうという前提があるのです。

ところが・・・
係長として優秀だった人は、必ずしも課長として優秀だとは限らないのです。
つまり、階層社会において、人間は能力の限界まで出世していくのです。

その結果、組織は無能な人間で埋め尽くされてしまうのです。
これは1969年に発表され、言わずと知れた「ピーターの法則」です。

これを裏付けるシュミレーションが、イタリアの大学で行われたのです。
階層社会において、無能な人のクビを切ったり、退職させたりし、空きのポストを作った。
そして、個人を昇進させるに際し、次の3つのルールを作った。
1、 最も優秀な人を昇進させる
2、 最も無能な人を昇進させる
3、 ランダムに昇進させる

結果は、最も優秀な人と最も無能な人を交互に昇進させるものと、3のランダムに昇進させることが、組織運営において最もリスクが少なかったのです。 

なぜだ!

ジョークのネタにされがちなピーターの法則は、決してギャクではなかったのです。
プレーヤーとして優秀だった人がマネージャーとしても優秀とは限らないというのは、
みなさんの会社でもあるかもしれません。

みなさんはどのようにお感じでしょうか?
みなさんのご意見をお聞かせいただければ幸いです。

社員を点数付けするような評価制度ではなく、適切な評価制度を運用することが必要なのです。
評価制度に関するお問い合わせは、遠慮なくどうぞ!



~企業法務手続~
社会保険労務士・行政書士 関 口 英 樹
〒221-0001
神奈川県横浜市神奈川区西寺尾3-3-20
電話&F 045-401-0842
http://www.hide2008.com/
★就業規則・労働社会保険手続き
★特別加入(社長・一人親方の労災)
★社員のための外部通報・相談窓口機関
 (社長の社員の架け橋機関)
★会社、NPO、一般社団法人等の設立
★建設業許可、経審、入札参加資格申請
会社運営を強力にサポートする
<中小企業の法務担当>

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする