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沖縄の今は、2年前とは大きく変わりつつあると実感しました。
まず、人手不足です。
私が知っている時給は620円でした。
それが今では1,000円だそうです。
進出してきたイオングループが時給の値上げをしていると聞きました。
人が集まらない。よって外人の労働力に頼らざるを得なくなったそうです。
沖縄は、全国でも有数の離婚比率が高い地域です。
女の人は実に良く働くし、優しくて強いのです。
この優しさゆえなのか、恥と思われているのか、
離婚後、子どもの養育費を別れた旦那から獲らないそうです。
これが、男を駄目にしているとも言われていました。
沖縄から、働き手が本土に流出しているとも聞きました。
あちこちで、道路工事や改築工事が行われていました。
沖縄には、レッカー車がこんなにもいたのかとびっくりしました。
観光客も増え続けています。ホテルも道路も足りません。
基地対策用として、日本政府は沖縄県に巨額の交付金を
ここ数年出し続けています。
このお金は、産業振興として、とにかく消費されているのです。
かつての58号線は、内陸に移動していました。
海岸線をくねくねと走る58号線のイメージはもうありませんでした。
よって、名護行2日目は、東海岸(329号線)を走りました。
途中、中城城郭跡を見学しました。
小高い城跡からの眺めは360度開けており素晴らしい景観でした。
城跡周りの集落は、生垣もしっかりしており、ゆったりとした感じの家造りでした。
西原で、旧知の泡盛蒸留所を訪ねました。
かつて、ビール会社で役員をされていた方が顧問でいらっしゃいました。
一昨日聞いていたので、いるかなと訪ねてみました。
最初はきょとんとされていました。徐々に思い出されて昔話に花が咲きました。
念願の美ら海水族館を訪ねました。
広大な駐車場は無料、敷地への入場料もありませんでした。
マナティ館やいるかショーもすべてただで見学できるのです。
美ら海水族館は、有料でした。
初代館長、内田宣三さん自慢の水槽を見学しました。
この水槽には、柱がありませんでした。
プラスチックの継ぎ目も見えませんでした。
いったい厚さは、どのくらいなのでしょう。
配置も、順路も考え尽くされていました。
ある場所(巨大水槽)の前は、広くスペースをとってあり、
人の頭を見なくても、大勢の人が水槽をよく見られるように設計されていました。
水槽のなかで、生活する魚たちは悠々と泳いでいるようでした。
一日眺めていても飽きないだろうと感じました。癒されるのです。
夜は、これまた旧知の精米工場の方たちと飲みました。
一昨日は、役員の方たちと、昨日は部長の方たちと一緒でした。
大いに笑い、話しました。
人との再会の旅になりました。
皆さんとても元気でした。
そして前向きでした。
沖縄の良さは、人の温かさは昔のままでした。
急激な経済発展は、今後の沖縄を大いに変えていくのでしょう。
今回は、仕事ではないので、きままな好きなことだけをしている感じです。
今日は、のんびり那覇の街を散策する予定です。
琉球ガラスの非対称のコップ、泡盛を入れるかんからも欲しいものの一つです。
かつて行ったお茶屋さんに、隠れ家のような琉球料理の店が見つかると良いのです。
観光地巡りより、裏通りを歩くのが好きです。
歩いてばかりなので、妻には少し申し訳ないと思っています。
日影辻 石敢當に 道たずね
2015年10月21日