故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

幸せをつかむキーワード「理解(Part2)」

2018-12-23 08:00:48 | よもやま話

もっとも、遠い存在の乙女さん。
何かにつかまろうと、懸命につるを伸ばしています。


書いた結果が気になって、ブログのアクセス解析を常にチェックしています。
今日アップした記事は、ほとんど読まれていませんでした。
人気ブログとは、どこを切り取っても面白いのでしょう。
2016年6月4日投稿記事「うんと若い人へ」で、
経験は、勲章のように積み重なるものだと思っていました。
貯金が増えていくようなものだと考えていました。
経験が、チャラになるとは思いもしませんでした。
(記事より抜粋)
経験がチャラになる。
昨日食べたから、今日は食べないで済む。
そんなことは、ありえない。

昨日一生懸命やったから、今日は休もう。
これだけやったんだから、わかってもらえるだろう。
実際は、今日も休めなかったし、人が変ったから最初から説明した。

経験がチャラになる。
地域おこしの人材として、経験者(社会的に苦労した)がよい。
どんな人も経験したことのない活動が、地域おこしです。
こうしたいと思い続けられる人は、経験者とは限らない。
よって、経験を問う必要がない。
仮に地域おこしに成功したとしても、他のところでも同じにとはならない。
その成功体験もチャラにしなければ次に進めない。

地域おこし募集に「若者、馬鹿者、よそ者」という。
若者に限らず、熱量さえあれば誰でも良い。
馬鹿ではできない。
よそ者はいつまでもよそ者です。
本気で住もうとしなければ、何にも見えては来ない。

今日のテーマは、幸せをつかむキーワード「理解(Part2)」です。
毎日、作った料理の味見をします。
正直に、妻と評価し合います。
これが、最初で最後の砦だからです。
正直とは、嫌なことも言わなければならないことです。
言われたら、素直に認めなくてはならない。
多くの人は、食べてまずかったら、もう足を運ばない。

どうしてそう思ったのか。
そんな風に感じてしまったのか。
真剣に話を聞いていれば、糸口くらいは発見できます。
気を付けなければならないのは、持論に引き込まないことです。
相手の気持ちになってみる。
自分の中で、似たようなことを思い出してみる。

遠い広島の幼馴染からミカンが届いた。
男同士の会話は続かない。
妻に替わってもらうと、心配事が伝えられている様子である。
私は、相手の身になっていなかった。

一緒に住めば、腹が立つこともある。
これは、美味しいねと、私が言う。
好きな女と食べた味は忘れられないでしょうよ。と妻。
どうしてそんな話になるの。と私。
もう止まらない、触れられたくない過去の小言が始まる。
きっと、恨み言が何かの拍子に妻の脳裏をかすめた瞬間に、
美味しいねと私が言ったのです。
ありゃりゃです。ほめるにもタイミングを考えなければならない。

話を聞いていないからそうなるのでしょう。
何度も言ったわよ。妻からよく聞くフレーズです。
申し訳ない。常に解決してもらっていたのでした。

理解とは、相手の長所も短所も丸ごと飲みこんで、話を聞くことかと思います。
持論を展開して、地雷を踏むことだけは避けなければなりません。
いつものくだりになりますから。

長所も短所も知る間柄とは、この人と一生連れ添うと覚悟を決めることなんでしょう。
理解したと思ってもするりと取り逃がす。
理解してもらっていると思っていても、油断はできないから、日々努力することになる。

「甘い経験」もチャラになってしまう。
そんな過去の印籠では、日々暮らせない。
もともと何もなかった。
ひょんなことからこうなった。
それでよい。
毎日一緒に暮らす夫婦でさえ、互いに理解するのは簡単ではない。
一生涯、無理かもしれないと覚悟した方がよい。

妻が起きだし、話が始まりました。
もうちょっとだったんだけど、妻との話が優先です。

夕暮れに 猫がすり寄り つぶやいた

2018年12月23日

2015年9月28日投稿記事「理解」では、
私は、人を理解するとき、人を褒めあげようとします。
その人の良いところを懸命に探します。
褒めようとすると、その人が見えてきます。
粗探しからは、その人は見えないのです。
引き算ではなく、足し算なのです。
(中略)
自分の中の感動を絵にすることは難しいのです。
美味しいものを料理するのは難しいのです。
だから、自分がいつも謙虚でいられるのです。
(抜粋)
そうですね。
謙虚にならざるを得ない日々の暮らしです。
謙虚だから耳を塞ぐこともなく、話が耳に届くのです。
(筆者)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする