
絵のタイトルは、「無言で語る女」です。
男よたじろぐな。
印が、さかさまです。
冗談か本気か分かりません。
女性に呼び出された。
「私結婚します」(今日のタイトル)と告げられました。
それには、深い意味があります。
男は気づいていました。しかし、止められない。
ダスティン・ホフマン主演の「卒業」では、叫びながらその結婚を阻止し、花嫁を奪って逃げた。
挿入歌の「ミセス・ロビンソン」は、大ヒットしました。
誰にも過ちはある。神様はすべての過ちを赦してくれる。
あなたの胸に納めておくのがよいでしょう。
決められた体制に反抗する、優しい言葉の反戦歌だったのでしょうか。
話を戻しましょう。
若い人同士が、相手に「結婚します」と告げるのは、「止めるのは今しかない」、
あなたとの関係は終わりよと宣告するのか、どちらかです。
男は黙るしかない。女は、相手の眼の底を見つめるしかありません。
そして、二番目に好きな人と結婚する。
女はほのかな光を放つスタンドに語りかける。
目をつむり、消し去った。その後の別々の人生は、決して交じり合うことはない。
娘の結婚式に立ち会った。みんなの祝福に娘は上気していた。
回ってきた色紙に、「結婚はゴールではない」と書きました。
私のはなむけの言葉でした。
若い人の「私結婚します」は、湖面にたゆたゆと波紋を広げるがごとく。
60過ぎの「私結婚します」は、波けしブロックで無かったのごとく。
皆さん、よくぞ決心なさいました。数々のドラマが、あったことでしょう。
アウェーに落ち着いた女は、根を生やし花を咲かせる。
男は、見えないひもに操られているのも知らず、いつまでも周りを飛ぶ極楽とんぼです。
選んだのだから、添い遂げましょう。
言っちゃった 後に戻れぬ いばら道
2020年4月16日