「あと何年」
絵のタイトルは、「大空にかける道標」です。
こんな感じかな。
さあて、「あと何年」(今日のタイトル)生きることにしようか。
皆さん、考えたことありますか。
あと何年生きられるだろうかと心配することはありますね。
あと10年にするのは、少し寂しい気がする。
では、20年。
大変だあ。
生れてから成人するまでの時間です。
長いなあ。
どうしても生きなければならぬ事情がありますか。
探してみたけど、それほど強い動機とは言えない。
どれもしたいことばかりで、責任が伴わないものばかりでした。
私しかできないこと。それもありません。
逆に、「あと何年」と宣告されたら、慌てますね。
あれもこれもやり残したことばかりが、思い浮かびます。
仮に1年としたら、本当に限られた時間です。
1年だけ生かせていただいて、もう1年はもうけものみたいにはいきません。
生れてきた子供に、「あと何年」と問いかける親もいません。
だったら、私たちの歳の人に「あと何年」も愚問ではないでしょうか。
そう思いたいが、新生児といっぱい生きて来たものとは違う。
良いことも悪いこともいっぱいしてきた。
したくないことも、したかったことも。
生れて来たばかりの子どもが、出来るとは言えない。
命とは何でしょう。
医者にちょっと手伝ってもらって生きている人が大勢います。
周りの人の理解を得て生きています。
できれば、医者にもかからず周りの人に迷惑もかけずに生きたい。
そんな夢のようなことはない。
命とは、生きる希望でしょうか。
一生懸命のことでしょうか。
感謝しか思い至りません。
すでに、「もうけもの」の時間かもしれません。
私は、再婚しました。
子供ができるわけでもありません。
できれば、「一緒になってよかった」と妻に言わせたい。
実感するには、時間がかかります。
ゆるぎない、ためらいもない実感です。
あと何年 風呂敷広げ マスクとす
2020年4月14日