故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

意気を感ず

2024-04-19 07:08:05 | よもやま話

写真のタイトルは、「出張神楽」です。
正月の祝い事が続く地方文化です。


暇なんだろう、焚火を囲んで親父たちが集う。
農機具修理工場がある。
東北から持ち帰ったカンリ機(耕運機)の修理を依頼した。
いつもの物静かな男が対応してくれた。

以前、パンク修理(空気吸入口破損)を依頼した。
出来上がったら、左右つけ間違えていた。(空気吸入口が内向き)
そのまま使っている。
島の畑は段々畑で、ぎりぎりまで鋤くと上の段の石垣が心配である。
空気注入口を破損することはなくなった。

今日のタイトルは、「意気に感ず」です。
クラッチ用のワイヤーの不具合。
アクセルの不具合。
オイルポットの油漏れ。
エンジンオイルとギアオイルの交換。
畝切の追加。

交換部品の値段をチェックしながら注文してくれた。
不具合は、完璧に修理されていた。
どこかの耕作放棄者が捨てた畝切(中古品)もついていた。
こちらの懐具合を心配してくれる修理業者は少ない。
もう歳だから長くはできないとその男は言った。
私の年齢を伝えると、「下」だと恥ずかしそうだった。
東北の友人から送られてきた、山菜(こごみ、タラの芽)をおすそ分けした。
見たこともない山菜を喜んでくれた。

島では耕作放棄せざるをえない高齢者が多い。
継承者も少なく荒れ地が増えていく。
放棄された山の木でせっかくの景色が見えない。
消防用の山道(消防車が入れる)脇の木を伐採するものがいる。
島で年に一回花火が模様される。
耕作放棄地の雑木が壁になり見えないと、伐採するものがいる。
荒れ地じゃせっかく来た観光者もがっかりすだろうと、草を刈るものがいる。
道路わきの畑に、誰が見るでもない花や花木を植えるものがいる。、
海岸のごみを拾う、スタンドアップパドルボードの仲間がいる。
どのグループも人も名前がない。

猪を捕る、ちぬを釣る猟師&漁師がいる。
どちらも獲れない年寄りが「うまい」と食っている。
お礼の金は回らないが、畑や山で採れたものが回る。
どちらも名前がない。

2024年4月19日
コメント
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