
絵のタイトルは、「あっち向いてホイ」です。
なんとなく「あっちを向いた」ほうが、得になるのではないか。
いや、知ることも考えることもやめてしまったのでしょうか。
明日は、わが身だというのに。
ネット記事を読んでいたら、「年齢を数えない」人ほど健康であるという記事を読んだ。
年齢を数えない日はないし、病気や怪我のリスクも年齢と共に増えているはずです。
ただ、これでよいのかという想いはずーっと感じていました。
やっと、やりたいことができる。
その気持ちも本当です。
どこまでできるかと不安になるのは、やはり年齢を数えるからにほかなりません。
今日のタイトルは、「独り住まい」です。
田舎に住む親が心配です。
ガスを止め電気調理器だけにする。
転落防止やバリアフリーを取り付ける。
溜め込んだごみを捨てる。
毎日、電話をして安否確認をする。
どんな対策をしても、心配は尽きません。
私たち年寄りからすれば、余計なお世話です。
蚊取り線香をガスの火で点け、消し忘れます。
乾電池さえ生きていれば、自動消火してくれます。
ガスだって、流れ続けている(何時間か忘れました)と、自動でシャットアウトします。
バリアフリーは不要と、よく転ぶところは時間(両手両足)をかけて渡ります。
耕運機だって杖代わり(スーパーのカート同様)に運転できます。
用事がある時だって、電話に出られないのは働く子供のほうです。
出た時だって、さも忙しそうな態度です。
ほっといてくれる。
私たちには決定権があります。
朝起きて、体調を判断し一日の行動を選択します。
10年後のために、果樹を植えます。
どっちが早いかのと、ペットを飼います。
独り住まいです。
誰に、ヘルプを頼もうか。
どれだけ握らせればよいかのと算段します。
偉そうな若者には、「わたしゃ、そこまで呆けとらん」と一喝します。
コンピューターもスマホも使えるよ。
AIが入り込めないアナログ全盛の田舎暮らしです。
働くばかりで読めなかった小説だって読んでいる。
動く手足で、時間をかけて草取りをする。
いつも忙しい若者には不足な時間が宝です。
坂道を歩いて昇るしかないから、筋肉は鍛えられるばかりです。
何よりうれしいのは、自分がすることを自分で決められることです。
難題を解決するために日々悩んでいます。
誰も長老(聞いても無駄)扱いしてくれませんが、うるさい上司もいません。
いるのは君臨する妻だけです。
誰も助けてくれない分、やらなかった作業もふたりで分業するしかありません。
いつおひとり様になるかわからないから、
なんでもやっておかなければと、研究熱心です。
どこまでできるかなんて知ったこっちゃありません。
経験したことがない無限の未来が待っている。
2024年6月16日