故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

日々進歩

2018-04-16 03:28:12 | プロジェクトエンジニアー

帝国ホテル前の彫像です。
タイトルは、気品。
こうかなああかなと絵手紙の筆を走らせます。
その対象は常に興味のあることになります。


今日のテーマは、「日々進歩」です。
年齢を重ねるごとに、「日々進歩」を実感します。
幼子の成長は、目を見張るばかりです。
寝返りができるようになると這い這いです。
間もなくつかまり立ち、そして歩き始めます。
脳の成長と身体の成長が著しく速いと言えます。
どの子もそんな感じです。

年齢を重ねることは、経験値があがることです。
「日々進歩」を感じるには程遠い。
出来なくなったことを数え上げたらきりがない。
もの覚え、歩行速度など衰えることばかりです。
負の経験値とも言える。

しかし、こうしたいと思えばやれる。
衰えていようが、続けることはできる。
若い頃より、「なんとかしようという想い」は強くなる。
出来ないことを知っているからこそ、長い時間をかけないといけない。
日々の動きからして、「なんとかしよう」と考える。
昨日で来たことを、今日もできるようにしたい。
あわよくば、昨日より今日を改善したいと欲張ります。

短い時間で、「日々進歩」を実感できる。
若い頃より、鮮明にわかる。
これは、記憶のレンジ(比較の時間経過)が短くなったことなのか、
満足度のレベルが低くなったことを意味するのか考えています。
私の場合は、やりたいことが出来ることで、「日々進歩」と感じます。
若い頃は、やりたいと思ってもできなかった。
むしろ、自分がやりたいことが何なのか分からなかった。
自分は何ができるのかも分からなかった。
どうすればできるかも知らなかった。
今は違う。

やりたいことは、はっきりしているし、どうすればできるかも知っている。
ただ、できないだけの毎日です。
それができることが、「日々進歩」と感じる次第です。
ハードルは極めて低いのです。

もう一つ言えることは、できなくたって痛くも痒くもない。
できないんだなとじっと思うだけです。
何かの器具を使ったり、ハードルをもう一段下げることになります。
諦めと工夫の連続となります。
話しづらいなと感じれば、脳梗塞の前兆です。
医者に行って、血栓を取り除いてもらえばよい。

ああ、できた。
まだ、できた。
そして、またできた。
と歓びが大きい。
この嬉しいの実感こそ、「日々進歩」です。
若い頃は、出来て当然と高みを見るばかりでした。
今の目線はすぐそこです。
これがやることと、身近なことばかりです。
今日のこと、明日のことが大切です。つまり、「今」です。
その積み重ねなのです。
傲慢な若い頃は、一足飛びばかり考えていました。
幼子のように、短時間で成長すると思い込んでいました。
そんなことはないと、長い長い時間をかけて知ることになりました。

だから、「できること」がこんなにも嬉しいことになるのです。

おっちゃんと 振り向きそこに 春風が

2018年4月16日

投稿後、
夜空を見上げ、星の多さに気づく。
白内障の手術をして良かった。
こんなにも夜空はきれいだったと、何十年ぶりかに思いました。
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