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助けてもらうのは、永観堂に鎮座のお地蔵さんです。
いつも、ウフフ、オホホです。
今日のタイトルは、「フィルター」です。
フィルター(filter)とは、
濾過器、濾過装置。
光の一部を吸収または透過するための特殊なガラス板。
写真撮影・焼付・印刷製版・光学実験などに使う。光学フィルター。濾光板。
電気回路で、ある範囲の周波数の電流を通過させ、
他の周波数の電流を阻止するための回路または装置。濾波器。
ニコチンなどを除去する。紙巻きタバコの吸口。
かつて、「あんたは、馬鹿か鈍いのか」とある会社の社長さんに言われたことがある。
詳細は、2014年12月1日投稿記事「あんたは、馬鹿か鈍いのか」を参照してください。
この方は、あるフィルターを持たざるを得なかった。
会社を発展させるためには、しっかりしたサポートが必要である。
会社を正しい方向に導くには、ポリシーが必要であった。
この方のとりあえずの選択(フィルター)があったのです。
フィルターについて書こうとしたのか。
理由は、二つ。
一つは、私達はなんらかの組織(立場)に属しており、制度というフィルターで判断せざるを得ない。
二つ目は、そのフィルターは時には色眼鏡となっていて、反対意見を殺してしまう。
自分の考えと相いれない意見を封じ込める。
こんなことは、世界情勢、政治、世事を見ていると常にあることである。
どちらかが正しいかは、近視眼的には多数決であったり、長いレンジでは歴史が判断することになる。
前出の社長さんの工場を拝見させていただいたとき、アンバランスなプロセスの是正を進言した。
ここをこうすれば、この工場はコンタミがなく能力を最大限に発揮できる。その予算はこれこれです。
工場診断の結果、コンピューターを使ったシミュレーション診断でした。
社長さんには、ありがたい提案だったと思います。
しかし、当時の役員(アンチ社長派)にとっては、提案の良し悪しの判断より、売り込みに見えたのです。
私の考えは、このようなアプローチが業界で通じるものなのか試してみたかった。
他の組織でも試しましたが、同様に断られました。
食の安全・安心が唱えられ始めた頃、あるプロセスを使うと、望まない汚染を1/10に軽減できる。
有機農法より確実なアプローチでした。
ある人(団体の会長)は、大いに興味を持たれました。
国際市場で売り出すには、国際基準の安全・安心が求められる。
会長さんは、業界全体の発展を望む立場の方でした。
前出の社長さんも賛成してくれました。
結果的には、これも受入れられませんでした。
業界全体をまとめきれませんでした。
もう少しいうと、見込み生産より注文生産がロスが少なく、場内外流通ともに優れています。
会社の生産体制を見込みから注文生産に切り替える提案をしました。
ある業界では受け入れられました。消費者に近い業界でした。
消費者から遠い業界では、無理でした。
優秀なロボットを入れることに夢中で、ロボットを有効活用するために、
ロボットの前は、仕がかり品の山、ロボットのあとは製品の山でした。
製品の山を捌くために自動倉庫まで作られていました。
そして、問屋に無理難題を押し付けていました。
これからは、AIが進んで常識が変化すると思われます。
現金至上主義の銀行が、現金を排除する動きになっています。
現金で買うより、カード決済の方が安い。
現金を数え、管理することが無駄と思われ始めたからです。
フィルターは常にフレキシブルでなくてはならない。
自分が後生大事にしているフィルターの見直しをしなければならない。
眼鏡視力が0.7以下になり、免許更新ができないと判断し、白内障の手術を受けました。
裸眼視力が1.2に改善されました。
カフェをオープンする時、何を売りにするか悩みました。
注文生産できるものにしたかった。ピザとお好み焼きを選んだのもその観点からです。
見込み生産(リードタイム4時間)のパンは、最小限のロットとしました。
定番料理をしないで、お任せ料理をお勧めしています。
好みが多様な酒類は持ち込みとしました。
フィルターは大事です。
しかしフィルターに振り回されては、道を外すことになります。
何が正しいかは、昨日から今日、そして続く未来へと変化しています。
普遍の物など何もない。
物差しは 世と個で測り 役にたつ
2018年5月19日
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