故郷へ恩返し

故郷を離れて早40年。私は、故郷に何かの恩返しをしたい。

ふざんけんなよ

2022-06-06 09:47:34 | よもやま話

絵のタイトルは、「タンポポの目」です。
エラそうな自画像です。
ふざけんなよ。


雨よ降れ 休めるかなと さあ植えよ

昨日から、雨が降っている。
謂わば、慈雨である。
さつまいもの苗を植えなきゃと、妻は朝から張り切っている。
いつ食べられるの。
ご飯は炊いといたわよと恩着せがましい。
私が、毎日水加減を調整しながら炊くごはんより、ふっくらして美味しい。
ふざけんなよ。
せっかく早く起きたのに、無駄になると追い打ち。
パートから帰ったばかりのかみさんに、何か食べるものない。おかずはこれだけ。
ふざけんなよ。と思ったに違いない。

今日のタイトルは、「ふざけんなよ」です。
昨日は雨の中、柵作りをし、身体のあちこちがギシギシいっている。
ではと、味噌汁づくりから始める。
蕪を切る。良いものは、2つに一つ。地中にいる虫に面白いようにかじられている。
腐る一歩手前のしいたけを入れる。
買い過ぎた揚げをいつもの倍の大きさに切り倍の量を入れる。
昨晩、妻が残した味噌汁(甘めで飲まなかった)をぶっこみ、
いつもの麦みそを、塩味が強い米味噌に替える。
仕上がった後に、蕪の葉っぱも足した。

不揃いのエンドウ豆が数粒、ウインナーを一本刻む、ピンポン玉の玉ねぎを刻む。
ぶっこんで炒める。
酒で味付けをして、炒めたものを溶いた卵に入れ、強火で焼き弱火から消してほっとく。

目の端に、きんかんと大量のきゅうりが気持ちを咎める。
味噌を買いに行くと、美味しんじゃけえと味噌屋から大量の大粒キンカンをいただいた。
ちょっとだけと、老人がやる隣の畑を鋤いた。
お礼に20本のきゅうりをいただいた。すぐに、似たような二人夫婦におすそ分けをした。
やったことはないが、きゅうりの酢の物に挑戦する。
三杯酢にキンカンの種を取り、刻んで入れる。

買い過ぎた納豆も足す。
田舎のおすそ分けは、油断がならない。
一っ匹だけでよいのだが、10匹貰ってくれんとだめじゃと友人がチヌを押し付ける。
自分たちが作るものも、上手にできるものは少ない。しかし捨てられない。
妻は、腐らせても心配しない。畑の肥やしになるじゃない。
友人だって、面白いからと釣り過ぎなきゃよいのに。
友人を訪ねた時、持って帰るかとチヌをくれた。
奥さんの嬉しそうな顔が忘れられない。

ふざけんなよ。
主夫をやるようになって初めて分かった。
どれだけ怒らしたことか、背筋が寒くなる。

2022年6月6日

<<働く奥さんへ>>
あんたは偉い。
ぜーんぶ旦那が悪い。
ふざけんなよ。
もうすぐわかるさ。
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