*2014年7月20日撮影
しばらくぶりに青空がのぞきました。梅雨ももうすぐ明けそうですが、それにしても雨の日が続きます。
ひと月ほど前から咲いている、ツユクサです。
たくさんの花が群生しているとじつに見事なのですが、今年はなかなかそういう集団に出会えません。
アップで花のひとつをごらんください。
花びらは3枚あって、上の二枚は印象的な青色なのですが下の一枚は白くて目立ちません。分かるでしょうか。
*2014年7月20日撮影
群生とまではいきませんが、少しまとまって咲いているツユクサです。
ツユクサは「露草」と書き、朝咲いて昼には閉じてしまう様子が朝露のようだというので、露草になったとされています。
他にも命名の由来はいろいろな説があるそうですが、私は朝露説が好きです。
*2014年7月12日撮影
少し前に撮影したツユクサのアップです。
花弁の青い色は手や衣服などに付着しやすいのですが、時間が経つと褪色してしまうという特徴があります。
そのため染め物の下絵を描くための絵の具として利用されたといいます。
鮮やかな青なのにすぐに色あせてしまう色素、朝咲いて昼には閉じてしまう花、はかないものを体現しているようなツユクサです。
それでも人を魅了するのは、花の青の美しさゆえだと思います。