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*2015年6月19日撮影
梅雨入りはまだのようですが、今日は午後から雨がちらつく肌寒い日になりました。
今日はキオビツチバチという蜂の写真です。
全身黒づくめの姿ですが腹部に黄色い模様があって、キオビ(黄帯)という名が付いています。
ツチバチというのは地中に潜って、コガネムシ類の幼虫に産卵するという蜂類です。
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*2015年6月18日撮影
キオビツチバチは地中にいるハナムグリという虫の幼虫に卵を産みつけます。ハナムグリはコガネムシ類の一種です。
孵化したキオビツチバチの幼虫は、ハナムグリの幼虫を食べて育つのです。
おぞましい育ち方をする生き物だと思いますが、成虫のキオビツチバチはなかなかりりしい姿をしています。
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*2015年6月18日撮影
地表近くの枯れ始めたシロツメクサにキオビツチバチの雌がいて、そこへ雄が飛んできたという状況の写真です。
雌の上を飛び回る雄の姿をよく見ると、雄の方が大きさは少し小さいようです。
ただし触角は雄の方が長く、黄色い模様も雄の方が鮮明です。
雌は地中に潜ってハナムグリ幼虫を見つけて産卵しなければならないので、美しい容姿よりも大きな体が必要なのか、などと考えてしまいます。