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*2015年6月29日撮影
梅雨時だからというわけでもないのですが、アメンボです。
雨の日の水溜りなどによく見かけるので「雨ん坊」だと言われますが、じつは「飴坊」または「飴棒」が正しいのだとか。
アメンボはカメムシの仲間なのですが陸上のカメムシと違って、甘い飴の匂いを出すのだそうです。
会津の鶴ヶ城のお堀にいるアメンボ。
小さい棒状の体に大きくバッテン印の脚が付いています。
脚は4本しか無いように見えますが、前脚は顔の前へ小さく突き出しているのです。
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*2015年6月29日撮影
アメンボは脚の先に細かい毛が密集して生えているため、毛が水をはじく表面張力で水面に浮かぶことができます。
脚を動かして水面を速いスピードで滑走します。
水の上を滑っているアメンボを見ていると、普通の小さいアメンボとかなり大きいアメンボがいるのに気がつきます。
これがその大きいアメンボです。なにやら脚の数が多いように見えます。
この大きいアメンボもけっこうたくさんいます。
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*2015年6月29日撮影
これが「大きいアメンボ」の正体です。
2匹のアメンボが重なっていたわけです。交尾中のアメンボでした。
上に乗っているのが雄で、下が雌です。
アメンボは肉食性で、水中に落ちてきた昆虫などに針状に尖った口を差し込んで体液を吸うのだそうです。
水溜りが干上がるなど環境が悪化すれば、長距離を飛んで移動することもあるといいます。