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*2015年10月1日撮影
今日から10月です。いよいよ秋です。
今日も秋晴れでしたが夕方から雨模様に。台風が来るのだそうです。
日陰にひっそりと咲くシロヨメナをご覧いただきます。
いわゆる野菊のなかでは花が小さくて、茎の先にたくさんの花をつけます。
花の大きさは2cmくらいでしょうか。小さい花が密集して咲いている白い野菊はたいていシロヨメナだといわれます。
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*2015年9月30日撮影
シロヨメナは全国的に分布しているようですが、山地や林間などあまり日当たりの良くないところに咲きます。
もともとのヨメナというのは主に西日本に生育する野菊で、淡紫色の菊型の花を咲かせます。
私のいる会津ではヨメナを見ることはできません。
そのヨメナに似て白いというのがシロヨメナの名の由来です。
たぶん全体の雰囲気が似ているのでしょうが、花の大きさはまったく違います。
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*2015年9月30日撮影
中国から渡来した栽培種の「菊」に対して、山野に自生していた在来の菊のような植物を「野菊」と呼んだとされています。
菊が薬用や食用にされたように、古くは在来の野菊も食用にされたそうです。
シロヨメナやヨメナ、ユウガギクやノコンギクなどが、春の若菜摘みの対象であったようです。
現代の感覚でいえば春菊のような存在が、これら野菊の若菜だったのでしょうか。