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*2018年5月24日撮影
今年はキショウブをよく見かけるような気がします。
ハナショウブに似た花で黄色い花を咲かせるので、キショウブです。
ハナショウブにはいろいろな色の花がありますが、黄色い花はありません。
ハナショウブは園芸種ですが、キショウブは野生種です。
ただし、ヨーロッパや西アジア原産の外来種です。
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*2018年5月24日撮影
キショウブは、ハナショウブにはない黄色い花が好まれて、明治時代に栽培用に移入されました。
今では野生化して全国に広がり「要注意外来生物」とされています。
最近多いように思うのも、勢力を拡大しているのかもしれません。
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*2018年5月24日撮影
もちろんハナショウブも美しいのですが、自然の野原にはありません。
キショウブはその辺の草の中に咲くので、とてもインパクトがあって、美しい花に見えます。
これもまた、外来種として問題になっているというのは、なかなか複雑な思いにとらわれます。
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*2081年5月22日撮影
ハナショウブは、ノハラショウブという赤紫色の花を咲かせる野生種をもとに品種改良されたもので、江戸時代に栽培が広がったとされています。
ハナショウブは、花弁のつけねが黄色いのが特徴です。
カキツバタは花弁のつけねが白くて、アヤメは花弁のつけねに網目模様があります。
よく似た3種の花の区別について、いろいろな解説がありますが、私はこの見方が一番分かりやすいと思っています。
キショウブは花全体が黄色いので、もちろん中心部も黄色いわけです。
なのでハナショウブの一種だと言えるわけです。