さんぽで出会う花鳥風月

ひでじいの四季の写真

イモムシ

2017-09-16 22:23:25 | 昆虫

*2017年9月16日撮影

 台風18号が来ていますが、こちらは今日も晴れました。
 もう暑さを感じることはなく、秋本番です。これから明日、明後日と雨風に注意です。

 今日は今年出会ったイモムシ類をご紹介したいと思います。
 イモムシというのはチョウやガの幼虫で、いわゆる毛虫ではないものの総称です。
 はじめに、今日出会ったイモムシはコスズメというガの幼虫。
 長さ7~8cmぐらいでしょうか。
 細い草の葉につかまってぶら下がっていました。
 角(つの)のあるほうはお尻で、顔は下の方になります。





*2017年9月9日撮影

 これはセスジスズメというガの幼虫です。
 〇〇スズメという名のガはたくさんいますが、スズメのような小鳥のような姿をしたガです。
 小鳥よりはだいぶ小さいのですが、ガとしては大型です。
 このイモムシも上記コスズメと同じぐらいの大きさです。
 やはり角のあるほうはお尻で、細い方が頭です。





*2017年9月9日撮影

 草にぶら下がっているこのイモムシはフクラスズメというガの幼虫です。
 これも長さとしては前の2者と同じぐらいですが、少し細めです。
 毛が生えているので毛虫といってもおかしくはないのでしょうが、いちおうイモムシとしておきます。





*2017年7月20日撮影

 これはおなじみのキアゲハの幼虫です。

 イモムシという名は、サトイモやサツマイモなどの葉にとりついて、食害をもたらすことによります。
 イモムシのなかでも、モンシロチョウの幼虫のように緑色をしたものをアオムシと呼びます。
 また、尺取り虫と呼ばれる虫は独特の歩き方が特徴で、〇〇シャクという名のガの幼虫です。
 キアゲハの幼虫は鮮やかな模様をしていますが、全体的には緑色なので、アオムシの仲間という見方もできます。





*2017年9月14日撮影

 このごろんとした太いアオムシは、何の幼虫なのかわかりません。

 チョウやガが、成虫とはまったく違うイモムシや毛虫から変身して生まれてくるというのは、じつに命の驚異です。
 それはなぜという問いには答えがないことが分かっていても、この不思議についてはつい考えてしまう魅力があります。





*2017年8月17日撮影

 もうひとつ名前のわからないイモムシです。
 黄色に黒の模様が美しい虫です。

 イモムシ類はたいていはっきりした美しい模様があります。
 しかしイモムシの名前を調べ始めると、その特徴的な模様になかなかたどりつきません。
 とうとう分からないということも珍しくありません。
 みな個性的な模様をしているけれど、その種類たるや千差万別で、いくらでもあるのです。
 チョウやガというのはものすごく種類が多いということなのだと思います。


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