さいきんの流星光
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昨日、午後10時ごろ。

24時間営業のスーパーマーケットで買い物をして、
大きな通りに出るところの角のビルに、
鼻血を地面にしたたりおとした老人が寄りかかって座っていた。

手にハンカチを持って、自分の鼻のあたりを押さえていた。

その周りをぐるり囲むように、数人の若者が立って、
老人を見下ろしていた。

老人は、薄いグレーのスーツを着ていた。

若者たちは、男女いりまじっていて5~6人くらい。
不良っぽい感じじゃなくて、普通の飲み会の帰りといった感じだ。
オヤジ狩りという雰囲気ではない。

僕は、自転車で通りかかって、ちらりとその光景を見て、
うわ、と思ったけど、
そのまま立ち去った。

視覚から得た情報で、勝手にストーリーを頭の中で組み立てて、
勝手に、事件性はない、と判断して立ち去ったのだ。

僕が、想像で組み立てたストーリーはこうだ。

近所の店で飲み会を終えた若者数人が歩いていると、
同じく酔っ払った老人が因縁をつけてきて、
ケンカのような形になったが、
多勢に無勢、若者の一人が老人の顔面にパンチを食らわせて、
その一発でケンカは終了した。

鼻血を出した老人は戦意をうしない、
座りこんで、ビルによりかかった。

若者の一人がスマホで警察に電話して、警官を待っているところである。

という感じ。


僕がそう思った根拠は、

その数分前に同じ場所を通ったときには、
事件は起こっていなかった。

つまり、事件は、いま起きたばかりで、
通報したとしても、警官はまだ来ていなくて当然であるということ。

あとは、老人と若者の雰囲気。

とにかく静かに何かを待っている感じだった。
ことはすでに終わっていて、
次の展開を待っている感じ。




僕がすぐに立ち去った理由として最も大きかったのが、
とにかく人通りがけっこうあったという事である。

これだけ人通りがあるのだから、
自分が助けなくても何とかなるだろう、
と思ってしまったのだ。

それにしても、
いくら酔っ払っていたにしても、
たった一人の老人の顔面を殴らなければ止められないなんて、
なんとも情けないじゃないの。

いくらでもケンカを回避する方法はあっただろうに…。


つーか、全部、僕の想像の産物なのであって、
実は、まったく違う真実があったのかも知れない。

老人を殴った犯人は、すでに逃走していて、
若者たちは、警察を呼んで、老人を介抱していただけなのかも知れない。


とにかく、人は、自分が関わり合いになりたくないものだから、
どうにかして

「事件性はない」

という結論を持ってくるために、
いろいろ想像をめぐらすものであると、いう事ですね。







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