さいきんの流星光
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みなさん、早起きしてますか?

僕は、アシスタントの仕事が、午前10時に始まることが多いので、

だいだい7時30分くらいには、起きます。

仕事が始まってしまう前に、やりたい事が、たくさんありますから。


8時過ぎてしまうと、

「あー、寝坊したー!」(≧◇≦)

となります。



いったん仕事が始まってしまうと、

お昼休みとか、細かい休憩時間はあるんですけど、何となく落ち着かない。

アレやって、コレやって…とか雑事をこなしていたら
休憩時間なんて、「あっ」という間に過ぎてしまいます。

まあ、猫のお世話ってのが、何げに時間取りやがるもんだから…。( ̄д ̄||)



つまり、ほとんど22時までは、ずーっと仕事というイメージなんです。

んで、22時になったら、奥さんと、テレビの前に座って、

録画しておいたテレビドラマを視聴して、24時には寝る、という生活を送っています。


なので、自分のことが出来るのは、

朝、目を覚ましてから、10時までの間。

何時に起きられるかが勝負なんです!



そもそも、早起きとは何時なんでしょう?

早起きって何時に起きるのが理想なの?自分にぴったりの起床時間を見つける方法とは。
実り多き人生~思い描いた「最高の未来」を、今、「この瞬間」から叶えていく方法~


人それぞれだと思いますが、

僕は、最高で5時30分くらいかな~。

それより早いと、睡眠不足で、朝ごはんを食べてから、
また眠くなってチョイ寝とかしちゃいますね。

「自分のことをやる」とか言って、これじゃ意味がない!

早起きは本当に徳か 15日間4時起床でわかったこと



三文って、どのくらい?

「早起きは三文の徳(得)」の意味と由来!英語表現や例文も紹介

なんと、現在の価値で、60円~75円!

ちょっとしたクーポン券くらいか…。
下手したら、それよりも下か?

「早起きは三文の得」の他にも、「夜なべは十文の損」や「長寝は三百の損」
なんて言葉もあるようです。


当初は

「早く起きても三文程度の得しかない」

という意味で使われていたんですって。

驚きですね!



■まとめ

でも僕は、早起きすればいろいろ出来るし、早起きして作業時間を作ることで、こうして毎日ブログを書くことだって出来る訳です。

めっちゃ得してると思います!



今日も、仕事開始まで、時間節約モードで頑張ります!(*`д´)b




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長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました! <(_ _)>

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 イラストレーター カット・メンシックさんが手がけた絵本形式の短編小説、と言った方がいいかな。

 村上春樹色のつよい短編小説です。

 不思議な小説。

 最近の実際の犯罪や、ドラマの中での犯罪のように、すぐに人命を奪うようなことはせず、主人公たちは、襲撃するために突入したにもかかわらず、対話を基本として、自分たちの要求を通そうとするのです。

 襲われた側も、みずからの事情を持ち、犯人側の事情も考慮し、話し合いで次の展開へと進むのです。

 最近のドラマを見ていて思うのが、話し合いの欠如、です。

 ひと言、言葉を添えればよかった。ひと言、自分の事を話せば起こらなかった殺人事件。そんな事件が多いこと。

 話し合う時間を設ければ、平和的に終わったシーンも、無言のまま勘違いや思い込みが生まれて、それぞれの感情がたかぶって、簡単に人を殺してしまう。

 豆腐人間の死。

 豆腐人間の死、とは、僕が最近のドラマによく出てくる、人の死因に名づけた名前です。

 転んで、縁石のカドに後頭部を打ちつけて死。

 強く押されて、壁に側頭部を打ちつけて死。

 階段の上から背中を押されて転げ落ちて死。

 そんな事では、ひとは、死なない。



 悲しい。悲しく、愚かだ。

 愚かなことが悲しい。

 愚かな人間が、たくさんいると、ドラマを作っている人たちが考えていることが悲しい。

 もっといろいろ考えてくれ。忙しくするな。もっと余裕を持って作品を作ってくれ。

 人を忙しく働かせるな。多忙なことは美徳じゃない。

 「仕事があるのはいいことです」
 「忙しいのは、いいことです」

 そんなこと、誰が言った? いや、みんなよく言うか。

 それ、なんの呪文?


 そんな事を、考えました。





パン屋を襲う(Amazon.co.jp)

Wikipedia「村上春樹」

仕事が忙しすぎる人へ、やらないことを決めるススメ
  ▽年収1000万を安定して稼ぐ先生業への道


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 最近、また池袋で、高齢ドライバーが事故を起こした。最悪なのは、若いお母さんと小さな子供が犠牲になったということだ。

 この事件を受けて、高齢ドライバーについて考えてみたい。

 実を言うと、うちも高齢ドライバー問題をかかえているのだ。実家に暮らす僕の両親は、ともに80代である。

 母親は、10年ほど前に早期がんが発見され、切除手術後、5年間再発がなかったということで、とりあえず安心という事にはなったのだが、がんの告知をされたとたん大きなショックを受けて鬱病になってしまった。

 鬱のほうも、だいぶ回復してきたのだが、本人的には全然もとの状態には戻っていないと言う。

 いったん発症した病気が、いつまでも治らないということで、ますます鬱な気持ちになってしまうのだろう。

 ということで母親の説明が長くなってしまったが、母親は運転は、もうやめたという事が言いたかった。



 だが、父親は、86歳でまだハンドルを握っているのだ。

 本人的には、まだ大丈夫と言っているようだ。

 周囲が、「そろそろ免許を返納した方がいいのではないか」と何度も進言しているのだが、言えば言うほど本人は、「大丈夫」を繰り返すばかり。

 そればかりか、自分はこんなにも確かな運転ができるのだぞ、という事を示すかのように、妹などの家族が乗っているときに、急発進、急ハンドルを切ったりして、10代の若造のような運転をするというのだ。

 そうこう言っているうちに、ようやく今年の冬の誕生日まで乗って、免許は返納するという約束をしたという事らしい。

 僕は、妹から伝え聴いただけで、長男のくせにまったく感知していないというのは何とも無責任なんだけど、まったく実家にも帰っていないので仕方がない。



 誰かがテレビでこう言っていたらしい。

「運転をやめさせなかった加害者の家族にも責任がある」


 確かに、そうかもしれない…。気持ちがずーんと重くなるよ。


 ぎりぎりなんだよな。

 他の人間が起こした事件を理由に、「はい今すぐやめろ」と強制的にやめさせるのはどうか、とも思う。

 いつかは、運転はやめなければならない。

 例えば、どこかの誰かが、自転車に乗っていて、どこかの年寄りにぶつかって死なせてしまった。

 だから、自転車の運転をやめてほしい、と家族に言われたらどうだろう。

 僕も、「自分は大丈夫だから」と言うだろうな。


 オートマティックになってから、こういう事故が増えた、という人もいますね。
 この動画の人。

【高齢者ドライバーの事故について】【池袋車事故】【ジョーブログの炎上】豆を煎りながら

from
Dangerous爺ちゃんねる



 とにかく、僕のスタンスとしては、父親はボケてもいないし認知症でもない。自分の運転について、正しく認識していると思っている。(今のとこ)

 そして、今年の冬に、免許を返納すると約束している。それまでは、じっと待つのがベストではないかと思っています。

 ベストではないか。ベターか。

 もし、父親が事故を起こして、それが人身事故で、人の命を奪うようなことになったら…。ベターだったなんて言えないけれども。

 そう考えると怖いけど。

 もし、そうなったら終わりだと思ってます。僕たち家族は、加害者家族になります。両親が老人介護施設に入ろうと貯めていたお金も、たぶん無くなります。生活が、一変します。

それだけのリスクを冒しながら生きているという事は知っておいてほしいけど、

いきなりそういうメール送りつけるのもな~。

という事でタイミングを見計らっているところ。



東池袋自動車暴走死傷事故(Wikipedia)

池袋死亡事故 ブレーキ「異常なし」

池袋事故から1週間、処罰求める署名サイトも…乙武氏「運転していた方に怒りをぶつけるのがベストではないのでは」(AbemaTIMES)


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 ふたたび図書館から借りて、やっと最後まで読み切りました。

 <fonr size="5">今度こそ、読了です!

 読書の他にも、いろいろやる事を作ってしまったために、なかなか読み進むことができなかったな。

 時間の使い方は難しい。

 この本の感想については、以前ブログで書きましたが、
「村上春樹全作品1990~2000 3 短編集Ⅱ」読了(?)

 僕の中では、村上春樹さんは、完全にファンタジー作家です。

 ラノベで、異世界ものとかが流行するずっと前から、この人は、ファンタジー小説を書いてきたのだなと思います。

 日本に居つかず、海外で暮らすことが多く、長編と長編の間に、短編を数本書くという生活をしてきたようです。

 「解題」ということで、本の最後に作者による解説が書かれているんだけど、それを読むと、小説の解説のほかに、当時の生活のことや感じていたこと、ネタ元になったことなどがいろいろ書かれていて面白いです。

 それを読むと、ずっと真面目に書き続けてきたんだな、と感じます。

 真面目な人なんだろうな。

 漫画家だと名乗りながら何年も作品を発表しない僕のような怠け者もいるのに。頭が下がる。毎日、きちんとやるべき事をやらなければいけないなと思いました。

 ウィキペディアを読むと「平易な文章と難解な物語」とあるけど、まさにその通りで、本当に面白い作家だと思います。その存在がね。日本には小説家はたくさんいるけれども、その誰よりも誰よりもひかえめで、そして誰よりも有名な不思議な作家…というのは僕がそう書いてるだけなんだけど。

Wikipedia「村上春樹」

 なんか、すごく控えめで、テレビに出る訳でも、ツィッターで何かを頻繁につぶやく訳でもないけれども、やっぱり結局一番になってしまう人、という印象。確か僕の記憶が確かならば、ここさいきんは、毎回ノーベル文学賞候補になっていた気がするけど記憶ちがいだっただろうか。

 なぜ彼が、こんなにも世界中から注目され称賛されるのか、その秘密を知るためには、もっともっと彼の小説を読み進めていかなくてはならないだろう。

 他にも読みたい作家の本はたくさんあるし、これからの僕の人生の三分の一くらいは、ずっと読書に費やされることになるんだろうな、という予感。




■Google検索「村上春樹」「おすすめ」

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 このエレキギターは、セルダーというメーカー名がヘッドの部分に入ってるんですけど、
 近所の古道具屋さんで、1200円で購入した安ギターです。

 当初は、アンプ内蔵型のオモチャみたいなギターしか持っていなかったので、普通のエレキギターと同じ大きさ同じ形のものがあると、何かと使えるのではないかと思って購入しました。

 値段も1200円ということで、まあ、ちょっと高めのランチでもした気持ちになればいいと考え、一切の躊躇なく買いました。

 それでも買ってから一年か二年くらいは、ずっと押し入れの奥に押し込まれていました。

 僕の心の中では、本当に安物の、どうでもいいギターという位置づけで可哀想なくらいなんだけど、そういう粗末な扱いを受けていたわけです。

 で、買ってから二年後くらいに、どういうキッカケだったのかは忘れたけど、1200円ギターは押し入れから出され、日の光の当たる場所に置かれることになりました。

 理由は……、なんでだろ。

 思い出せない。

 歳をとるとはそういう事ですね。


 かかえてみると、サイズ感は、本物のストラトキャスターを同じなので、アンプ内臓型ギターよりも、ちょっと大きめでした。

 よく見ると、ネックも反ってないし、悪くないギターじゃないか、という素人判断。

 そのうち、チューニングがすぐ狂うのをどうにかしたいと思ってペグのみ交換しました。

 ペグってのはヘッドについてる6個のツマミですね。
 それをくるくる回してチューニングの狂いを調節するんです。

Google検索「エレキギター」「パーツ」

 そして、重いから、というだけの理由で、ピックアップと電気系統の配線、ボリュームつまみなどを全て取り外してしまった。

 だいぶ軽くなった。

 ピックアップを外して出来た3つの穴から、中の空間に反響した音が、漏れてきて、
 サウンドホールのような役割を果たしていました。

 だったら、サウンドホールにしてしまおうと思い立って、ネットで、「のみ」を注文。

 トンテンカン、トンテンカン。のみとトンカチで内部の木材を削っていって、少しずつ内部空間を広げていったのが今の状態。

 内部空間も広くなって、かなりサウンドホールとしての役割を果たすようになりました。
 なんちゃってアコースティックギターに変身です。

 そして今回のブリッジ交換ですよ。

 ブリッジというのは、ギターの下の方の部品ですね。ぴんと張った弦の上の先端にあるのがナット、下の先端にあるのがブリッジです。ナットとブリッジの間にぴんと張られた弦をはじくことで、ビーンという音が鳴るという仕組みですな。



 ところが、ブリッジを交換すると、なぜか「C」、つまり「ド」の音を出すと、ギターの内部で「ブーン」と言う。

 なんだ? と思って調べてみると、ブリッジの裏にあるバネが鳴っているのでした。

 バネを差し込む穴を間違えていたようですね。修正したけど、でもやっぱり鳴っているような気もするし…。よくわかりません。


 とにかく素人なもんで、何もわからないんです。
 
 ど素人に盲腸の手術してもらうようなもんですね。
 ギターにしてみたら、とんでもない災難。

 もともとは、1万円前後で売られていたんだろうな。

 おそらく、よく「初心者用16点セット」とか言って売られているセットの中に組み込まれてるギターなんでしょうね。いや、おそらくそうではないかと僕が思っているだけなんですが。

例えばアマゾンとかだと、こんな感じでありますね。
SELDER セルダー エレキギター ストラトキャスタータイプ ST-16/BK 初心者入門ベーシックセット

僕の、1200円のギターもセルダーのギターです。


 それが、購入者がギターをあきらめてしまったか、もっと高価でいいギターを購入したためにいらなくなったかして、古道具屋に売られ、そして、1200円というとんでもない安値で売られてしまった。

 なんか、可哀想な運命ですね。

 なるべく大切にしてあげたいと思います。安いギターだけど、悪いギターではないので。





長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました!






■僕がギターの勉強でお世話になっているYoutubeチャンネル

リッキー ギターチャンネル

Guitar School Roots

Takeda Ko-ichi

ギターに限らず、音楽を勉強するって楽しいですよ。
未経験でも、これらの動画を見ると、何となくできるんじゃないかって気になってきます。

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読了!

と書きたかったところですが、図書館の貸し出し期限を過ぎていたこともあり、
その中の一冊に、予約が入っているという事も手伝って、
借りていた五冊を、一気に返してしまいました。
あと少しで、読了!だったのですけれども…残念!

 村上春樹の小説は、何かの宗教の長い時間のかかる修行のようなもの。そんな気がしてならない。終わりの見えない、意味意義もみいだせない、延々と続く作業を、ただこなしているだけ。そういう時間をじっと耐えて、ようやく終わりにたどり着ける。
 終わりにたどりついたからと言って、テレビのお笑い番組や安いドラマに慣れた僕が満足するような「オチ」は存在しない。
 終わりなのか何なのかも、判然としない。ただページが尽きた。そんな感じの終わりが待ち受けている。
 そのもわっとした柔らかい「ラスト」を迎えると、僕はいつも、呆然と虚空に放り出される。
 いったいこれは何だ。僕は、何を読まされたのか。考えさせられる時間がつづく。

 村上春樹は、僕が思うに、ファンタジー作家だ。
 この人は、ラノベで、異世界ものとかファンタジーノベルが流行する何十年も前から、ずっとファンタジーノベルを書き続けている。少なくとも、僕の中では、そういう認識です。

 村上春樹の小説を読んでいると、いつも思い描くシーンがある。
 刑務所で、何の娯楽もない囚人たちが、それぞれの頭の中で考えた架空のストーリーを作って、読ませあっている情景だ。
 文章なんて書いたことのない者もいれば、割とこなれた者もいる。とにかく退屈なので、みんな小説や詩や日記や雑文や…いろいろな文を書いては、人に読ませる。
 壮大な連載小説を書いている者もいる。
 その素人作家の熱心な読者は、基本設定や、登場人物の特徴をおぼえていて、少しでもそこから外れると、文句を言い、修正させる。やかましい編集者のように。
 そうやって、強盗やら婦女暴行やら殺人やら誘拐やら詐欺やら覚せい剤やら多種多様な罪を犯した罪人だちが、塀の中で、全員、小説家になっていくというシーンだ。

「村上春樹は、不思議な作家である」
 なんてことを、どこかで読んだことがある。確かにそうだ。不思議だ。
 これほど不思議な存在の作家が、日本にいることに感謝しなくてはいけないと思う。



長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました!

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 新宿に行ってきました。



 あのビルの42階にあるんですよ、あのビルに。

 西新宿の高層ビル群の中の、スキーのジャンプ台を立てたような形をしたビルです。



 エレベーターに揺られて、あっと言う間に42階に到着した僕と妻は、1300円を支払って入場券を買いました。

 美術館は、ビルのワンフロアにあったので、いままで僕たちが回ってきた広い土地の中にどんと建設された美術館単独の建物の中にある空間とは、ちょっと違っていました。

 ひと言でいうと、天井が低かったんですね。アタリ前と言えば当然です。だって、ビルのワンフロアなんだから。野原の中の一軒家というワケにはいきません。

 美術館に入ると、なぜか、ゴッホの「ひまわり」のレプリカがありました。この先、ずっと歩いて行くと、最後に「ひまわり」がありますよ、という事のようでした。

 その日の企画展は、シャルル=フランソワ・ドービニー展でした。

 なんじゃそりゃ、と思われる方も多いかもしれませんが、人の名前です。

 シャルル=フランソワ・ドービニー という人の名前です。

 かなり写真に近い、リアルな中世ヨーロッパの風景を描写する油彩の画家です。

 絵は、普通にキレイでした。

 僕が、これまで美術館やギャラリーで見てきた絵画は、どれもよくわからなくて

「芸術とは? アートとは何だ?」

 という疑問を、僕の脳内の発生させるものばかりでした。

 しかし今回は、僕は何の疑問も抱かずに済みました。

「これが、絵です」

 と、ストレートに言われた気がしました。

 ヨーロッパの風景を、見たまんま、すごく絵が上手い人が描いた。そんな絵が、そこにありました。

 ああ草や木って、あんなに黒いんだ。そうだ、空に比べると、黒い、真っ黒なんだ。そうだよな。そして、空は真っ白なんだ。空は、真っ白で、地面は、真っ黒なんだよな。

 そんなことを、僕は思い出しながら、ゆっくり歩いて回りました。

 絵は、本当にキレイでした。
 空は白く輝き、樹木は黒黒として生気に満ち、水は美しく反射して、どんなに小さな水たまりでも白く光っておりました。

 僕が今まで「芸術とは何だ」と思いながら見てきた画家たちの絵は、これが描けないがために、何とかヘタウマっぽく誤魔化しながら描いたものなのではないか、とさえ思いました。




 企画展の区画が終わると、小さいスペースに、東郷青児や、ゴーギャン、セザンヌの絵がありました。

 そして、ゴッホの「ひまわり」がありました。

「ひまわり」を始めて見て、ちょっと感動。

「これが、あの、何億円もする絵か!」と感動。

 しかし、美術館のアタマに名前がついている東郷青児という人の絵にも、衝撃を受けました。

 画家というのは、歳をとればとるほど、絵は、シンプルに簡略化された形を追求するようになるのだろうか、と思いました。


検索「東郷青児」「遥かなる山」








 美術館の後は、ちょっと足を伸ばして東京都庁舎のてっぺんまで行ってみました。

 僕は、高所恐怖症なので、46階から下を見ることができませんでしたが、東京オリンピックのTシャツを買って帰りました。

 46階の展望台には、草間彌生さんがデザインしたピアノがあって、そのピアノを弾きたいがために、何人もの人が列を作っていました。

 一曲弾いては、また列に並んで、また弾く。そうやって、何度も何度もピアノの生演奏をする人がいて、展望室の中には、ピアノの生演奏が響き渡っていました。



僕は、地上何十メートルの高さの床の上で、なるべく窓には近づかないよにしながら、珈琲を一杯飲んで、オリンピックTシャツ(Mサイズ)を買って帰ってきました。




以上、休日の美術館めぐり日記でした。




長文におつきあいくださいまして、
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 行きは、東西線と総武線で東中野まで行って、大江戸線で清澄白河駅まで行きました。

 行きは、けっこう遠いという印象。

 帰りは、清澄白河のとなり駅の門前仲町で東西線に乗り換えて一本でずどーんと西荻窪まで帰ってこれたので近いという印象でした。

 行も帰りも、電車の中で、図書館から借りている村上春樹短編集を広げて、二宮欽次郎のように読書しながら移動しました。

 おかげでけっこう読み進めました。

 でも現時点で(ヨル8:30)あと短編よっつも残っている。今日が貸し出し期限なんだよな、間に合うかな~といったところ。




 深川江戸資料館は、平日ということもあってか人も少なく、ゆっくり見て回ることができました。

 まあ、観て回ると言っても、体育館ほどの大きな部屋に、江戸の町の一角がすっぽりぎっちりおさまっているという感じです。

 最初は、何だか薄暗かったんですけど、10分ほどたつと明るくなってきました。
 どうやら昼と夜を交互に繰り返すように設定されているようです。

 写真を撮影しようとしているこちらとしては迷惑な話ですが、フラッシュをたいてもいいという事なので、バシバシ光らせて撮影しさせていただきました。

 しかし! スマホのカメラ、フラッシュたくと動作が遅いんだよな。
 デジカメ買おうかな…。



 どんなものがあったのか記憶にある限り記録しておこうと思います。

・船着き場…これは水が張ってあって、実際に舟が浮かんでいました。

・お店…八百屋さん。油問屋。

・民家…長屋。お店の居住空間(?)

・屋台、お茶どころ、そば屋の屋台(移動式)

・井戸、長屋の共同便所

・火の見やぐら、蔵。





 今日、僕がおもに撮影したかったのは、長屋の台所あたりでした。


 かまど、作業台、竹を加工したしゃもじ入れ、包丁差し、棚、煙を逃がすための天窓…いろいろありました。

 そして、屋根の上には猫。


 この猫にはモデルがいて、昔、資料館があったあたりに住んでいた実助(まめすけ)という猫だそうです。
 人が入ってくると、センサーに反応して「ニャー」と結構大きめの声で鳴くので驚きます。


写真を撮っていると、学芸員さんが近寄ってきて、いろいろ教えてくれました。

 江戸の町は、6年に一度くらいの割合で大火事があって全焼してしまうので、家も、6持てばめっけもの、みたいな気持ちでいたらしいです。

 長屋は大まかな造りの状態で貸し出していて、入口の戸と、畳は、自分で買ってこなければいけなかったらしいです。もちろんレンタルもあったようです。

 長屋の各家庭にはトイレはなくて、共同トイレがありました。
 定期的に、農家が大家さんにお金を払って、人糞を買いにきたそうです。

 各家庭の、へっつい(かまどなど火を扱う場所)の隣に、現代で言うところの「シンク」のような台がありますが、現代のように洗い物をする場所ではなく、単なる作業台だったようです。


 食材を洗うのは、井戸の周りと決まっていて、井戸の周りにだけ下水設備が完備されていたようです。

 深川あたりは、井戸を掘ると、とにかく塩水しか出てこないので、毎日「水売り」が来て水を売っていたようです。

 ま、そんなところですね。


江戸時代の漫画を描こうと思っている方は、行くべきです。

学芸員さんは、いろいろ質問すると、何でも答えてくれそうでした。



あ、杉浦日向子さんの記念コーナーがありました。
46歳でお亡くなりになったそうで、若い!


そんな感じで、駆け足で書いたブログですが、アップしておきます。





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ネタバレ注意。







 アマゾンプライムで、映画『亜人』を観た。

 漫画が原作のこの映画には、何らかの原因で死ななくなった人類が登場する。

 ある日、その人たちは、少数ながら世界中で発生する。
 
 不死身の人間…。

 そういう人間の発想は、昔からある。
 物語の中で、日本政府は、亜人たちを「実験」と称して、殺し続ける。

 その発想が、僕はとても嫌いだ。

 死なないから、死ぬまで殺してみる。
 どうやったら死ぬのか、実験しつづける。
 
 その人間が、どれほど苦しんでいようと、「人類のため」とか言って、実験を続けて、苦しみを与え続ける。

 他の作品の中にも、死ななくはなったが知能のある、意思を持った生き物が、殺され続けて、そのつど生き返り、また殺され、苦痛を味わい続けるというシチュエーションが出てくる作品がある。

 ずっとずっと。

 それはまるで、他の生物の気持ちを思いやることができない子供のように、幼稚な残酷さで。

 僕は、そういう作品を目にするたびに、気が遠くなるほどの嫌悪感を味わうので、注意書きを提示してほしい。妊婦にも確実に良くないと、個人的には思うので、注意していただきたい。

 話が反れた。

 しかし、それを人類は、他の生物に対してやってきたのだな、とも考えた。
 
 「この生物は、どんな環境下でも死なないんです! すごいですね!」

 なんて。テレビのアナウンサーが嬉々として喋るのを、最近聴いた気がする。

 ってことは…。やったんだね。
 殺そうとしてみたんだね、マジかこいつら…と思って、ちょっと引いた。




 
 この映画は、そういう問題提起にもなっているんじゃないかと思った。

 亜人のような、不死の人間があらわれたら、いったいどうするか。
 現実には、どうなるだろうか、それを想像するのがクリエイターの仕事だ。

 現実には、「死なない」からといって基本的人権が無くなる訳ではない。

 言ってみれば、「不死という病魔におかされた病人」と考える事もできる。
 死なないから、どうすれば死ぬのか実験で殺し続ける、とはならないだろうな。


 でも、下等な生物になら、人間は、迷うことなくやってきた。
改めて考えると凄い事をやってきたと思うよ。

 その同じ口で、

「命とは、かけがえのないものです」

 なんて言う。

 どの口で言う?
 みっともないとは思わないのだろうか。

「われわれ人類の命は、この地球上で、もっとも貴重で大切なものです。他のどの生物の命よりも。だから尊重されなければならないのです」

 って、大声で叫んでいるようにしか見えない。


 命は、確かに尊いものだ。

 歳を重ねるたび、その思いが強くなってくる。
 最近では、虫を殺さなくなった。 まあ、なるべく殺さないようにしてるって程度だけど。

 そして、命の価値は、どの生物も同じ。

 人類の誰の命も、その辺を飛んでいる蚊やハエの命も、絶対的な価値としては同等だと考えられるようになった。

 ただ、誰にとっての誰の命かってことが、命の価値を変える。

 とある母親にとっての自分の息子の命は、それはそれは重いだろう。
 だけど僕にとっては、他人の子供の命よりも、自分の家で飼っている猫の命の方が、よっぽど重い。

 人間は、脳が発達して、いろいろ考えられるから、その価値が格段に跳ね上がっている。
 だから、「人の命は地球よりも重い」などという発言も生まれる。

 まあ、あの福田赳夫さんの発言は、間違いとも言えないと思うし、なかなか深い言葉だったと思うけど。


 とにかく、
 そんな事を、考えました。
 いろいろ考えさせてくれたので、いい映画でした。







長文におつきあいくださいまして、
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 四人姉妹の中の、一人の女性が主人公の小説。

 彼女は、上手く生きられない。
 キレイでもないし、細かい事にこだわって、いったん気になったら口や態度に出して文句をつけなくては気がすまず、世の中とぶつかり、人とぶつかり、ぶつかることを回避できたとしても、それはそれで、思ったことを口にできなかった自分に腹が立ち、いつまでも、ぐちぐち思い出しては後悔している、そんな女性だ。

 山崎ナオコーラの小説に出てくる主人公は、作者自身であることが多い気がする。

 名前も違うし、職業も違う、性別すら違うのに、なぜか、すべての小説の主人公は、作者自身であるのだなと強く感じる。

 山崎ナオコーラの小説は、純文学だ。

 僕の解釈を言うと、純文学とは、ブログやエッセイのようなものの延長線上にあるものだ。
 すべてが、作者の考えを言うために仕組まれた設定であり、ストーリーだ。

 主人公の過去の体験は、作者の体験だし、主人公の人生観は、作者のものと重なると言っていい。
 だから純文学を書く作家の小説を、何本も読むと、作者の考え方を、深く深く理解していくことになる。
 僕は、そう考えている。

 今回の『可愛い世の中』は、僕が読む、10作品目の山崎ナオコーラの小説だ。

 最初に読んだ本は、『浮世でランチ』というタイトルだった。
 タイトルは覚えているけど、内容は、もう完全に忘れてしまった。

 『可愛い世の中』というタイトルを見て想像したのは、世の中の可愛いものをいろいろ上げていって、「こういうのって、可愛いね」って言っていくという内容の、ふんわかとしたエッセイのような小説だった。

 だけど、実際読んでみるとまったく違っていた。
 がっつり問題提起されたし、考えさせられた。

 僕は、特に女性作家の小説を読むと、自分が恥ずかしくなる。
 直接、作家本人と会う機会はないだろうが、もし顔をあわせる事になったら恐くなると思う。

「なんて薄っぺらな男!」

 と、斬り捨てられそうで怖いんだ。

 それくらい、僕が読む女性作家たちの小説には、しっかり重い芯がある。

 僕はもう、考えないようにした。
 僕が、浅薄な考えで生きている男だとしても、それはいいじゃないか、と思う。

 僕は、無理やり、そう思うことにした。

 世の中にある、たくさんの事を勉強し、苦しんでいる様々な人たちの事を考えたり、たくさんの事情を考慮したり、どうしようもない問題にまっこうから取り組むことがエライのか?

 いや、エライんだろうけども……。

 のほほんと生きている人が、いろいろ考えて生きている人に引け目を感じ必要は、これっぽっちもない。
 僕は、のほほんでいい。堂々と、のほほんと生きていこうと思うことにした。



長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました!

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