さいきんの流星光
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わが家は、小さいながらも一戸建てです。

妻が家を買ったので、夫である僕も同居することになりました。

20年以上前の話です。

         ◇

うちの玄関の前に小さな花壇があります。

「細い」と表現するのが正しいかと。

家を購入した当初は、花壇の先端に一本の木が生えていたのですが、

毎年、伸びすぎてぼーぼーになった枝を切らなくてはいけませんでした。

それが面倒で、ある時、飛び込み営業の造園業者さんに根本からずっぱり引っこ抜いてもらいました。

その時も、作業費用のことでちょっと揉めたのですが、
何とかおさまったのでまあいいです。

皆さまも、飛び込み営業にはご注意を。



それ以来、その細っこい花壇には雑草以外何も生えていません。

ぶっちゃけ、放置しているだけなので、
春になるとどこかから種子が飛んできて着地して根づき、
植物へと成長しているようです。

だいたい生命力の強いドクダミとかがびっしりと生い茂ってきます。

雑草とはいえ初夏になると真っ白なキレイな花を咲かせます。

そんな雑草で、うちの花壇はびっしりおおわれているのです。

         ◇

で、ここからが本題なのですが、

業者の人たちが、まあ、この花壇の花をないがしろにするのです。


数年前に呼んだエアコンの取り付け業者の人なんかは、

花壇のヘリに乗らなければ、隣の家との狭いすきまに入ることができないため、

生えているドクダミを思いっきり踏みつけて作業をしていました。


現在、外壁塗装のために組んでいる足場にしたって、もうモロにドクダミをぐちゃっと潰す形で組んであります。


これはどういう事でしょう。

ドクダミは、誰が見ても雑草だからどうでもいいという事なのでしょうか?



まあ、僕も雑草だしどうでもいいかとは思っているのですが、

一言くらい

「この花壇の植物、潰しちゃっていいですか?」

とか何かあってもいいんじゃないか? という考えが頭をかすめます。



その、ないがしろにされたドクダミが、

大して世の中に役立っていない自分と重なって、

「ああ、自分も、しょせんは世間からはこんな扱いを受けているのだろうな」

なんて思う、今日このごろです。


以上。




■流星光Twitter





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長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました! <(_ _)>




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