さいきんの流星光
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■大量の漫画


何気なくテレビを見ていると
タレントが、テレビ局近くの大きな書店の漫画コーナーで
オススメの漫画を物色していた。

その漫画コーナーの巨大なこと。
いったい何百冊、何千冊の単行本が並んでいるのだろうか。

番組の中でタレントが、自分たちのオススメ漫画を紹介する。

『ゴールデンカムイ』
『黄昏流星群』
『死役所』
『グラップラー刃牙』

など、聴いたことあるけど読んだことないタイトルが出るわ出るわ…。

面白いのはわかるんだけど…、読む気がしない。

なぜだろう。



■さいきん漫画をまったく読まない


僕はさいきん、漫画をまったく読まなくなった。
なぜだろう。

・理由1・琴線に触れる漫画が多すぎる!


重いものを読みたくないという感情が、歳をとるごとに大きくなりつつある。
ストーリーもすばらしい。
そして絵も。

見ただけで、こちらに語り掛けてくるような絵がある。
表情がある。

そして、ズーンと重いテーマを内包しているような
すごくちゃんとした漫画が増えてきた。

重い… 

もっと軽いのが好き。

そう思うようになっちゃったんだから仕方ないじゃないか。


・理由2・たくさんありすぎる


そう。これ。

テレビ番組の中に出てきた大型書店の漫画コーナー。
ワンフロア全部漫画なのかな。
巨大すぎる。

どれを読んでいいのかわからない。


・理由3・ひと作品が長い



「面白いから1巻から順番に読んでみて」

って紹介される漫画が全56巻とか、
あるいは70巻出てるんだけどまだ完結していないとか…。

ちょっと…、こっちの人生の時間をどんだけ使わせる気だよ!というね。


■周囲の漫画家さんが目に入らなくなった



僕も、以前プロの漫画家として仕事をしていました。

しかし最近は、周囲を見て、

「この漫画に負けないような漫画を描く」

なんて考えなくなりました。

内側にしか気持ちは向いていないというか…

自分は何を描きたがっているのか?

もう、そこにしか興味はない、という状態に陥ってしまったようです。



■まとめ


結果、巨大な川の流れのように、

ナイル川の流れを河岸で呆然とながめる旅行者のような僕がいる。


流れが速くて手をひたす気にもならん。

そんなイメージ。


しかし、空を見上げるとゆっくり流れる雲。

そうか。
僕は今日から雲を見ながら生きよう。

そんな風に思ったのであった。

それが、僕が漫画から遠ざかった理由…なのかな、わからんけど。




■流星光Twitter



Photo by Paul Povoroznuk on Unsplash

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長文におつきあいくださいまして、
ありがとうございました! <(_ _)>




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