デンティクルスゲンシミヤマクワガタが産卵しました(以下ゲンシミヤマ)
2021年1月(メス)と2月(オス)に羽化した新成虫が
5月中ころからマットより這い出し
徘徊するようになったので産卵セットを組んでいました。
そして、6月1日にオスの死亡を確認したため
本日(6月2日)、掘り出しを行いました。
↓ オスは赤みのある個体
↓ メスは黒い個体
↓ 2021年5月15日 活動開始
↓ オスの交尾欲は強い
セットを組むと成虫はマットに潜り
底部付近には坑道のようなものができていました。
また、坑道には成虫の姿もたまに見受けられました。
↓ 昆虫ゼリーを舐めたような形跡はある
6月1日、容器底部側壁で2日ほど全く動いていない個体が気になり
マットを掘ってみると出てきたのは息絶えたオスでした。
活動開始から2週間ほどのことでした。
↓ オスは6月1日に死亡確認
掘り出し
トレイにマットを移し用心深くほぐしていくと
底付近のやや硬詰めした部分から黄色みがかった卵が出てきました。
「お~!産んどる!」
オスが早く死んでしまったので半分あきらめかけていたのですが
思いのほかすんなりと産んでくれました。
↓ 母虫と卵
↓ 黄色いので成長していると思われる
↓ 白いので産卵後あまり時間経過していない
今日の掘り出しでは卵が5個出てきました。
欲張ってもう一度数えましたが5個でした。
継続して産んでくれることを祈りながら
産卵セットに母虫を再び投入しました。
産卵までのまとめ
管理温度:幼虫期21度前後・産卵セット時は22~24度くらい
幼虫期間:15か月前後
蛹期間:オス35日・メス31日
マット:黒くなるまで発酵したマット約80%:黒土約20%
水分はやや多め(軽く握って団子が潰れない程度、全ステージ共通)
休眠期間:オス約3か月・メス約4か月(約4か月半で産卵)
寿 命:オスは羽化から3か月半・メスは存命のため不明
↓ 腹部は収まらないまま
↓ 5個の卵をプリンカップで保管
飼育当初は、ゲンシミヤマの飼育は低温で
羽化から活動するまでにもっと時間がかかると思っていましたが
実際はそこまでたいそうな虫ではなく
羽化まで22度前後、成虫は24度くらいで管理しても産卵しました。
この辺りについてはドウイロクワガタと同じことが言えます。
個人的な考えとして
「ほとんどのクワガタは25度くらいまでなら適応の範囲」と考えますので
現在の温度で飼育を続けてみます。
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