*ライトトラップ関連の記事は、
カテゴリー「高山性クワガタムシ」にもあります。
昨日、ライトトラップをしてきました。
使用した機材は最近購入した紫外線強化タイプ1機です。
場所は兵庫県北部のとある山。
↓ ↑ 登山途中の放牧場
私はこれまでにこの山で
ノコギリクワガタ・ミヤマクワガタ・スジクワガタ
アカアシクワガタ・ヒメオオクワガタを確認していますが
他にもコクワガタ・オニクワガタ・ルリクワガタ
コルリクワガタの記録がこの山にはあります。
(ヒメオオクワガタに関しては恐らく未記録)
現地到着は夕刻の18時過ぎ
日の暮れまでには少し時間があります。
設営場所を探しながら
まずは、ヒメオオが付くヤナギ類やヤシャブシなどを見て回ります。
新旧ハミ痕はあるのですが残念ながら発見には至りませんでした。
そうこうしているうちに少しずつ日が暮れていきます。
この日の天気はおおむね晴れでしたが
山の上のほうにはガスがかかっており
場所によっては視界20m位(林道)のところもありました。
また、吹き抜け部では時折強風が霧連れてきて
光を遮ります。
辺り一面が霞(かすみ)、時期も遅い
月齢も合わせて条件は良くないです。
が、後には引けません!
ライトトラップの設営(簡単)は
天候と相談して、安全で広い場所を選びました。
↓ 拡散改良タイプのライトで照射も強いです
↓ 日没直後にミンミンゼミ飛来
↓ オオミズアオは、羽が疲れていました
↓またセミ飛来、おまけにミーンミーン~勘弁してくれ・・・
↓ 日没から約40分で照射方向とは逆の暗闇からミヤマクワガタ飛来
60mm程の元気な個体。
山にはまだ生き延びている♂が少なからずいるのでしょう。
今回は、日没から約1時間強の設営で
飛来したクワガタはミヤマクワガタ1♂のみでしたが
大小の蛾、蜂、カメムシなどはそこそこ飛来してきました。
3年ぶりのライトトラップ、やはり面白い。
今回購入した機材は
これまでのアウトドア系ライトより良い結果が期待できそうです。
時期は遅いけど、今度は山を変えて設営します。
*参考文献:
兵庫県生物学会但馬支部,1990.但馬の自然
高橋寿郎,2000.きべりはむし(28-1)
高橋寿郎,2000.きべりはむし(28-2)
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