昨日、大阪のTさんと県北部に
高山性クワガタムシを探しに行ってきました。
夜は今年初のライトトラップも行いました。
日時:2019年8月11日 14:00~22:45
天候:晴 気温:麓で35度 時折弱風
標高:約650~1050m
↓ 標高650m付近 洞にコクワガタ
遅めの食事を中腹で済ませ
ヒメオオクワガタのポイントに向かいました。
そこは急な斜面で、左に滑るとセーフ。
右に滑ると戻っては来れません。
「滑ったらあかんで!」
自分にも言い聞かせながら急斜を下ります。
目的のバッコウ柳は2本
枝には山ブドウが生い茂り
何が何だかよくわかりません。
とりあえず一人が下部に廻り、一人が木に衝撃を与える
いつものチームプレーですが
残念ながらヒメオオクワガタはいませんでした。
↓ 腐食が進みすぎた発生木
↑ 数年にわたり近親繁殖が行われていたと思われる
気を取り直しさらに標高を上げていきます。
↓ アカアシクワガタ発見
ここからはアカアシクワガタのオンパレードです。
↓ 本気で挟むとなかなか離さない
↓ Tさん挟まれる。 コクワガタの2倍痛いらしい。
↓ これで当日最大 まだまだ小さい!
↓ ヤブデマリでミヤマクワガタペア発見!
↓ 久しぶりのエゾタイプ
↕ やや大きめ
↓ 一緒にいたメスは小さい
昨日の探索ではヒメオオクワガタの発見はありませんでしたが
久しぶりにエゾタイプのミヤマを採集できたのでラッキーでした。
当山で発見できるミヤマクワガタ♂は
時々エゾタイプが混ざります。
ミヤマクワガタ♂の大アゴ出現型は
温度が関係しているといわれることもありますが
標高300mにも満たない比較的温暖な猪名川変電所付近で
立派なエゾタイプを採集したり
北部の標高1000m付近同所で
基本型・エゾの2タイプを採集したこともありますので
歯型は、遺伝によるものではないかと考えています。
ライトトラップ
当夜は月が大きく、明るい空でした。
気温は、半袖でも寒く感じない温度です。
最初に設営した1000m付近は
ロケは良いのですが風が強く
30分ほどで撤収しました。
暗闇の中、標高を850m付近まで下げ
今度は谷間を照らしました。
早々の飛来はミヤマクワガタのメスでした。
次にコクワガタのメス。
更にミヤマのメス。
その後クワガタの飛来が止まったので
ライトのスイッチを切りました。
↓ フェロモンによるカメムシの集合
↓ 触るな危険 毒あり
↓ 人面柄のゴマフボクトウ
↓ よくできた形、カマキリモドキ
以上 昨日の高山探索でした。
捕獲したクワガタはエゾタイプのミヤマクワガタと1メスを除き
全てリリースしました。
Tさん、お疲れ様でした。
30度をこえる気温の中、高山性のクワガタは生息しているんですね。アカアシは確かに痛そうですね。
台風も増えてきてますし、こよみさんもお気を付け下さい。
あらさん、ありがとうございます。
台風は明日近づくようですが、すでに風は強くなっています。
アカアシは挟む力がけっこいう強いそうで、あの内歯はなかなかのものらしいです。