新年 あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
昨年最後の記事で少し書きましたが
チャイロマルバネの幼虫が窮屈そうになってきたので
この連休を利用して掘り出すことにしました。
*タイトルにNoがある記事は
「カテゴリ」から入ると飼育過程等がつながります。
*マットの作り方は、記事「難関種マットの作り方」をご参照ください
生存率
最初のころの採卵群、84卵(小ケース入り)からは61頭(4つぶし)の幼虫が出てきました。
成長ステージは、ほとんどが2齢でした。生存率=72.6%
↓ ここに84卵
その次の採卵群32卵(2Lブロー容器入り)からは14頭の初・2齢が出てきました。
生存率=41.1%
↓ 2Lブロー容器
そして、「最後の二粒」など7卵を入れたpカップからは幼虫は出てきませんでした。
生存率=0%
全体では123卵から幼虫75頭得られ、生存率=60.0%となりました。
注)1頭の母虫より採卵
この数値は決して高くはありませんが、分母が大きかったので救われました。
前期のテスト~失敗経験等は生かされたと思っています。
少しの考察
上記の結果では初期の卵ほど孵化~生存率が高く
最後の採卵群では0%にまで下がりました。
もちろんマットの質・管理場所等は全て同じです。
*参考画像
後に産まれた卵ほど羽化率が低いのか
それとも羽化後の異変なのかは定かではありませんが
おそらく前者のほうではないかと考えています。
*参考画像
仮にそうであるとしたなら可能な限り追い掛けを継続することで
卵~生存率を上げることができるのかもしれません。
最後に
今日は、幼虫をいったん取り出し狭すぎない程度の容器に振り分けましたが
マットはそのまま使いました。
このマットは羽化まで適合しているものと考えていますが
いきわたるだけの量がなく、また、さほど大きくはならないと思われるため
今後の成長を見ながら一部の群で質の異なるマットへの移行を試します。
↑ ↓ マット少な目
生存率6割は中々良いかと思います。まだ2令ですので安心は出来ませんね。掘り出すたびに減っていくのがチャイロマルバネって感じですね。前回飼育時は3令までいけば木質の残る様な他のマルバネマットでも上部に補充して2、3週後に混ぜていくという感じで問題なく成長してました。環境変化がすごく影響するんでしょうね。
卵の孵化については、アマミマルバネなどでも後半は卵割り出しの時点で良くない卵である事が見てもわかるので、途中可能なら交尾を追加するのは良いかもしれませんね。
現地では、シイのフレークが少し流れ出た様な何もない土中にいたりするので、赤土の中に流れてきた栄養分を吸収して生きているんでしょうね。だとすると、ある程度成長すれば、交換より上部に補充と加水が生存率には良いのかもと思ってしまいます。
なんかわかるような気がします。
小屋ができるころに、
用意している木質の残るマットを乗せようと思っています。
それと水分も気を付けます。
ここまで来たら、来年の秋にはチャマルがうじゃうじゃを目指します。
今は温室で管理しているので予想以上に乾燥が激しく、まとめ飼いしているオキマルなんかは注意していないとすぐに乾いてしまい、去年採り幼虫が表面に出てきたりします。
プリンカップのほうがまだましな感じです。