夏に繭ごもりしたチャイロマルバネが10月になっても出てきません。
9月中ごろに一部の蛹室に小窓を開け様子を見たのですが、まだ幼虫の姿でした。
↓ 2021年10月10日現在 幼虫(前蛹?)のまま
もしかしたら3年目に突入し、最悪死亡するパターンなのか?
これはまずいということで
先日、新たにペアを導入し、産卵セットに入れて様子を見ていました。
水先案内はブルークツヤクワガタ
今回採卵に使用したマットはブルークツヤクワガタがパイロットとなった
バクテリアなんか気にしないマットです。
そんなマットでもブルークツヤは産み、幼虫も育つことがわかりました。
*マットの作り方は記事「難関種マットの作り方」をご参照ください
↓ 参照記事
ブルークツヤクワガタ・4-体内バクテリアは本当に必要か? - クワガタ~スズメバチ等の覚書き
「カテゴリー」から入ると飼育過程等に繋がります。先々週、ブルークツヤクワガタの単独飼育を開始しました(以下ブルーク)。前記事では初齢~終齢幼...
ブルークツヤクワガタ・4-体内バクテリアは本当に必要か? - クワガタ~スズメバチ等の覚書き
↓ 市販品不使用の完全オリジナル(赤枯れも使用)
↓ ブルークツヤが普通に育つマットをチャマル採卵用に使用(2021.9撮影)
↓ 異血導入
↓ 飛翔はお手の物
↓ 最初のうちは異性を認識していない
↓ そういう時はPカップで
↓ この種の交尾時間は15分前後と長め
掘出しと再セット
交尾を終えたペアを採卵セットに投入し、今日で13日が経過しました。
母虫はたまにマットから出てきています。
掘り出しです。
↓ 13日で複数回の交尾を確認
産卵セットの落ち葉や表面マットを取り除くと
やや硬く詰まった部分に坑道が複数認められました。
これは、おそらく産んでいます。
↓ マットには複数の坑道が認められる
マットをトレイに移し、慎重に塊をほぐしていくと卵がぽろぽろ落ちてきます。
卵はマットの色と相対的で発見しやすいのですが
取りこぼしは毎回あり、今回も3回探して4個出てきました。
↓ 底部付近から発見
セットから13日、採れた卵は27個(2個潰し)、1日の産卵指数は2.07個でした。
最初のセットとしては上出来でした。
↓ 1回目採卵分は、Pカップにて管理ー温度は23度前後
↓ 乾燥軽減用に油こし紙
⇩ ⇩ 25卵を4カップにわけて管理
↓ 2回目の採卵セット 底部8cmほどはやや硬詰め
↓ 転倒防止・表面霧吹き・一応ゼリーも入れておく
↓ 多回交尾をさせるためオスも放し飼い
南国の茶色いマルバネ、今年も採卵はできましたが問題はこれからです。
私のところでは幼虫が羽化までいく確率が低く一向に改善できません。
今年はマットのパイロットにブルークツヤクワガタがいます。
パイロットの生存率は92%で、今も順調に育っています。
同じマットでチャイロマルバネが育ってくれることを願いながら
2回目のセットを組みました。
↓ 繭ごもり群の年内羽化はあるのか?
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