富岡ラーメン

　中国で日本のラーメンと言えば、
「味千（ウェイ・チィェン）拉麺」が抜群の知名度を誇る。
　しかし、個人的な感想を言わせてもらえば、少し味が薄いのが、
極めて残念なのである。
　それにくらべて、この富岡（フーガン）拉麺は、日本のそれに近い、
と思うのである。
　
　今のところ、例えて言えば渋谷か原宿、北京の若者が集うまち、西単
（シータ（ダ）ン）に１軒確認したのみである。

　お店の中は、いたって普通のファストフード店といったところ。


　メニューも写真入りで何の変哲もない。


　注文して待つことしばらく、とんこつラーメンがやってきた。

　 うーん、とんこつ。
　ということです、はい。日本人的に美味しかったです。

　だって、「おいしい」って書いてあるんですから。

いまさら朝顔

　いまさらながらに朝顔が身近なところで、毎日咲いて
いることに気が付いた。
　園芸品種としては市内では見かけたことがないのに・・・。
　花も小ぶりなので、野生種なのだろうか、それとも野生回帰したのだろ
うか、毎日のように通る道の片隅、拙宅の隣のビルの植え込みのなか、幾多
の植物に交じって、ひっそりと咲いていた、朝顔の花。
　見過ごすこと何日だろうか。

　日本人なら誰もが親しみを感じる朝顔の花。
　小学校１年生の夏休みの宿題と言えば、朝顔の観察、と昔から決
まっている。

　こうやってまだ、夏の風物詩をお届けしているのだが、全体として
は、北京はやはりまだ夏の趣である。
　ただ午後からの日差しには、ほんの少し陰りが感じられるようにな
り、少しだけれども秋の気配も感じられるこのごろである。


　朝顔は人に知られず咲きにけり　　くまねこ（筆者）

ネコの耳をかじる

刺激的なタイトルだが、何もそんな動物虐待をしたわけでは、
もちろん、ない。
しっかし、しかしぃ、このレシートをご覧あれぃ！



８月１２日、月曜のお昼ご飯に「ネコの耳朶の炒めもの」、
これを拙者食べたのであった。
一人前１８元なので、約３１０円。

味付けは、中華の定番「トマトと卵の炒めもの」で和えられていた。
美味しかったけど、こればっかりだと単調すぎて、途中で飽きてしまいましたわ。

それが、コチラ！


まぁ、言うたらショートパスタっちゅうわけやな。
期待外れで、こりゃスンマヘン。
見出しと内容が大違い、でも嘘ではない、とくれば、もう東スポなみですなぁ。

（イン）コンビニエント・ストア

　コンビニエントの反対はインコンビニエントなわけだが、
そんなコンビニがこちら！


　コンビニに飲み物を買いに行ったまではよかったが、よーくよく見ると・・・。



閉まっとるやないかい！

　結局、そのとなりの「便民超市」で買うことにした。

　ところで、この「便民超市」は、カタカナ英語に直訳すると、コンビニエント・スーパー
となるのだが、単なる雑貨屋である。
　チェーン店でもないのに、北京市内のあちこちにあって、これがコンビニチェーンの
進出を許さない一つの理由だと言われている。
　上海は日本の街のようにコンビニであふれかえっているが、北京は７ー１１はところどころ
に見かけるものの、ファミマやローソンはめったにお目にかかれない。何でもローソンはまだ
１軒しかないとか、まだないとか、そんなレベルである。

　酒とタバコの免許制、この「便民超市」ネットワークの存在に加えて、寒すぎる冬は誰もそうそう
外出しようとはせず、「ちょっとコンビニで買い足す」という習慣が発達しにくいことが
北京をコンビニ不毛の地にしている原因だ、ということをどっかで読んだことがある。
　たしかになるほどなぁ、と思うし、それよりもまだ経験していない冬が、コンビニに行きたくなく
なるほど寒いのか、と少々、戦々恐々である。

朝のテレビ番組から

昨日は旧暦で七夕。
今朝のニュースは、この日に合わせて婚姻届けを出すカップルが
行列を作る様子などが報じられている。

そうかと思えば、ありがちなニュースも。
日本以上の熱波に襲われている中国南部。
プールの底で、酸素ボンベを背にして麻雀にふける様子や
市内で水を掛け合う姿など、作ったようなニュースも多い。

番組も様々。
全国の大学生対抗クイズ番組もあれば、定番の軍事番組。
歴史ドラマから恋愛ものまでドラマもてんこ盛り。
健康番組やテレビショッピングも・・・。

朝には重たい、総じてそんな印象。