あまのはらふりさけみれば・・・・

北京で単身赴任生活2年、帰国後も中国ネタを書き綴ります。

これを載せていいものか・・・

2013-12-20 07:28:45 | 日記
 被害者、ご遺族のことまで拙者ごときが考えることでもないのかもしれないが、
素直に笑えない、ある嫌悪感をもって見た広告を載せておく。



 彼自身がいまだに未決拘留中なのでまだ犯罪者と決まった訳でもないことも、
少しためらわせていたのだが・・・。

 しかしやはり誰でも思うことのようで、先日地下鉄の構内で、若い日本人の
グループがこの広告を見ながら、似てるよねと話していたので載せておこうと
思った次第。

 どうみても、松本○○○、自称麻原○○。
 ひげ面以上に、彼に似た面構えに嫌悪感を持って、広告を眺めた。

 何でも髭が剃りたくて、通販で申し込んだらすぐにカミソリが届いたという
ことらしい。
 まぁこの感覚も呆れるが、そんなことも楽しめないくらい、胸クソ悪い広告
であった。

四川省 旧北川県

2013-12-19 06:45:03 | 旅行
 チャン族の村から別の谷筋へと道を進むと、大地震の被災地をそのまま
保存した旧北川県へとやってくる。
 ちなみに北川県は、もう少し成都(省都)に近いところで新たに整備されている。



 いきなりこんな光景が連続、パノラマで目に飛び込んでくる。


 バスを降りて、当時の鳥瞰図を見ながら街の中へと向かう。


 「1階が壊れた」のではなく「1階から3階まで壊れた」そう、地上あるのはかつての
4階。


 日本では倒壊といいながら、このようなダイナマイトで破壊したような壊れ方は
まずないわけだが、何せ素人が見てもわかる鉄筋の縦横がつながっていない、セメントが
粗雑、そもそも柱が細い、壁はレンガで耐力ゼロ、などなど滅多に地震のない国だけに
仕方ないっちゃ仕方ないんだが、もう少ししようもあったろうにと思う。

 
 いたるところに案内板があって往時を偲ぶことができる。

 
 また多くの建物は「つっかい棒」がしてあり、保存と展示、安全など管理していくのも
大変だなと思う。

 
 この場所には数千というご遺体が埋葬されたとか、火葬なぞ望むべくもなく、今もこの下に。

 
 この上は中学校のグラウンド。崩落してきた土砂で多くの生徒が犠牲に。
 倒壊した校舎でもしかり。
 犠牲となった、あるいは行方不明のまま埋まっている生徒の名前が掲示されていた。
 毎年我が子の写真を張替えにくるお母さんもいらっしゃるそうだ。

 菊の花束を2つ購い、この2つの埋葬地に手向け、両手を合わせた。

 いろんな意味で日本と一概に比べることはできないのだが、せいぜい震度5強と推定
されているこの地点、その程度の揺れで、鉄筋コンクリート構造の建物が、瓦解すると
いうのは、いかがなものか。

 わかっていても、それはどうか、と問いただしてみたくなる。

四川省のある村にて(その2)

2013-12-18 01:34:02 | 旅行
 
 この御宅はお土産物屋さん。

 こちらの御宅は民宿屋さん。


 少ない土地空間には、食事に供されるような野菜が効率よく栽培されている。 


 食事に出てきた乾物物もこのように自家製なのであろう。


 エラーイお方もわざわざこの小さな村にお見えになったようだ。

 
 村の最上部には広場があり避難場所にもなっている。


 広場にはたき火の名残や、広場を取り巻く伝統的な南方の家屋建築も。
 しかし、この広場は観光客にとっては、記念撮影の場所でもあり、家屋建築風の
お土産屋さんを冷やかす場所であったり。


 おまけは村一番のカワイ娘チャン。

 それにしても静かな村であった。

四川省のある村にて(その1)

2013-12-17 01:35:33 | 旅行
 北川県と聞いてもピンとくる方は少なかろう。
 5年半ほど前の四川大地震の被災地の一つであり、壊滅的打撃を受けた街である。

※ 中国では、市の下に県(または県級;クラス:の市)があり、そのまた下に地級
 (地域クラス)の市がある。とまあ日本から見れば複雑怪奇な役所の組織である。

 その中でもチャン族の村は現地での復興を果たし(政府の手厚い支援による)、今や
観光地化しているということで、バスにゆられてやってきた。


 なんつって碉楼である。
 広東省開平市のものが有名だが、この民族も外敵から身を守るため、見張り台であり、
緊急避難場所となる石造りの堅牢な塔を村々に作っていたそうだ。
 
 
 観光客向けに位置図や案内表示もあって、何やらひなびた感じがしない。


 
 道端にはお土産物が、同じようなものが何軒も、露店に店舗にいくつもあるのだ。
 さて、皆さんの気になっているものを少し拡大してみましょう。
 ハイ!

 右は何か知らないが鳥の燻製、その左は一種のヤマネコの燻製。

 さてさてお昼の時間です!


 ジャーン!


 燻製もありましたが、豚でした。なぜだかチョッピリ残念なような・・・。
 山間地であるがゆえに保存食の文化が発達しており、なつかしいゼンマイなどの山菜
もありました。新鮮な破竹、長いも(山芋と言っていた)や新鮮な野菜類、お世話いた
だいた方のご配慮で日本人向けにカラさ控えめ、おいしくいただきました。

ついに出た!偽札?

2013-12-15 00:50:30 | 日記
 「皆さん、これ何だか分かりますか?」
 日本で通っていた中国語教室である日、ある先生が手に取って見せて
くれた100元札、10元札などなど。

 正解は、標題でお分かりのように偽札。
 何でも先生は、夜間にタクシーでお金を払ったら、偽札だと突き返さ
れ、もう一度百元札を渡したそうな。
 つまり百元でお釣りがくるところ、本物の百元と偽の百元をすり替え
られて突っ返され、合計2百元を払ってお釣りをもらったことになると
のこと。

 この手口なら、先生の話を聞いた拙者、そう簡単には引っかからない!

 なのだが、この国の怖いところは銀行ATMから偽札が堂々と出てくる
ところ。
 ある銀行が、ATMから出たお金の番号を印字するサービスを導入した
という報道を数か月前に目にしたが、そうでもない限り、銀行窓口で泣
き寝入りすることになるのだ。そんな馬鹿な、さっきオタクのATMから
おろしたお金でしょう!ってな騒ぎは少なくないらしい。
 同僚の一人は、窓口でそんなセリフをわめく西洋人を見たことがある
そうで、かくいう彼も1枚の偽百元札を持っている。

 さて、そんなにも身近な偽札なのだが、拙者はついぞ見たこともなく、
幸せを感じていたところ、ついに先週金曜、コンビニで一緒になった何
人かの知り合いのうちの一人が、百元札を突っ返されてしまった。
 これが本当に偽物かどうか、まだまだ別の機械に跳ね返されるまでは
判らない。それまでに彼はこの百元札を使うのか、そうすると壮大な
「ババ抜き」が始まるかもしれないのである。

 それにしても腹が立つのだが、偽札チェック機がほとんどの店のレジに
あって、いちいちチェックされるのだ。
 でも「アウト!」を見たのはこれが初めてであった。
 
 そんなことなら銀行がまずチェックしろ!
 と心の底からそう思った週末であった。