きょう、2023年4月20日(木)は、オーストラリア北西端とニューギニア島で皆既日食が見られます。交通の便が悪く旅費が高いので私は行きません。(笑)
複数の知人がオーストラリアに遠征中で、日本時間の12時30分ごろに皆既日食となります。
皆既日食と皆既月食、似たような漢字が並んでいて紛らわしいですね。
皆既日食=太陽が月によって完全に隠される現象
皆既月食=月が地球の影にすっぽり入ってしまい、月が暗く赤っぽく見える現象
さらに書くと、
皆既日食=地球上の極めて狭い場所で数分しか見られません。部分日食は結構広い範囲で見られます。1980年から2033年まで54年間に皆既日食は39回発生します。
皆既月食=月が地平線上にあれば見ることができるので、ほぼ地球の半分の地域で見られます。
私が初めて皆既日食を見た場所はインドです。
31190174K
1980年にインドのデカン高原まで遠征。右下が私です。
広い宇宙空間で、太陽・月・地球が一直線に並び、この世のものとは思えない自然現象に鳥肌が立ち、私はすっかり皆既日食の虜になってしまいました。私の体験上、皆既日食の感動の強さを100とすると、金環日食10、部分日食1ぐらいの感覚です。
8回目の皆既日食遠征は2017年のアメリカでした。
皆既19秒前。遮光布を被り、目を皆既中の暗さに備えています。皆既突入の直後、対物レンズ前に装着した専用フィルターを外し肉眼で観察します。
天文雑誌などの協賛ツアーは、皆既の状態を少しでも長くみられる場所(人が住んでいない僻地が多い)まで案内スタッフや雑誌関係者が複数人同行し安全面も考慮するため、どうしても割高になってしまいます。
前段に紹介したオーストラリア北西端ツアーでの皆既時間は約60秒で、テント泊も含むツアー代金は83万円。1秒あたり1万4千円。これが高いか安いかは人によって異なりますが、それほど皆既日食は人を魅了する力があるのではないでしょうか。
私の場合、最初の頃は少しでも皆既時間が長い場所で、前日の下見で撮影機材のセッティングが必須という考えでいましたが、最近は少人数の自主ツアーなどで眼視主体のお手軽遠征に変わってきました。
次回、9回目の皆既日食遠征は2024年4月8日のアメリカ皆既日食を狙っています。
高額になってしまうマニア向けツアーには参加せず、往復の航空券と適当な宿を取るだけの単身旅行です。
国際線の航空券は、一般的に360日前から発売されます。その時を待って予約してしまいました。
往路はマイルを使った特典航空券、復路は保有マイル不足だったので、アメリカ発券の片道航空券です。宿泊先の予約も完了。宿泊先から観察場所まで公共交通機関で行けることも確認済みで、皆既継続時間は3分50秒ほどです。宿泊先でも3分程度の皆既日食が見られるので、場合によっては宿泊先から移動しないかもしれません。
これまでに私が見た8回の皆既継続時間の累積は18分00秒です。来年無事に見ることができると累積で21分50秒になります。
これから皆既日食ツアーの募集が続々と始まるはずですが、単身の自主旅行費用の倍ぐらいの料金になってしまうのではないでしょうか。
1年後の旅なので、骨折した母の体調は多分ですが元に戻っているはずとして、見切り発車しました。(笑)
【2023年4月20日17時:記事追加】
オーストラリア北西端へ遠征中の知人は、無事に皆既日食を見ることができたようです。おめでとうございます。
【2023年4月27日11時:記事追加】
2024年4月8日のアメリカ皆既日食について、フリーソフトを利用し皆既継続時間を計算してみました。
私が選んだ場所での皆既継続時間は、約4分09秒になりました。
この続きはブログ記事 【 2024年4月の北米皆既日食まで1か月を切りました 】をご覧ください。
複数の知人がオーストラリアに遠征中で、日本時間の12時30分ごろに皆既日食となります。
皆既日食と皆既月食、似たような漢字が並んでいて紛らわしいですね。
皆既日食=太陽が月によって完全に隠される現象
皆既月食=月が地球の影にすっぽり入ってしまい、月が暗く赤っぽく見える現象
さらに書くと、
皆既日食=地球上の極めて狭い場所で数分しか見られません。部分日食は結構広い範囲で見られます。1980年から2033年まで54年間に皆既日食は39回発生します。
皆既月食=月が地平線上にあれば見ることができるので、ほぼ地球の半分の地域で見られます。
私が初めて皆既日食を見た場所はインドです。
31190174K
1980年にインドのデカン高原まで遠征。右下が私です。
広い宇宙空間で、太陽・月・地球が一直線に並び、この世のものとは思えない自然現象に鳥肌が立ち、私はすっかり皆既日食の虜になってしまいました。私の体験上、皆既日食の感動の強さを100とすると、金環日食10、部分日食1ぐらいの感覚です。
8回目の皆既日食遠征は2017年のアメリカでした。
皆既19秒前。遮光布を被り、目を皆既中の暗さに備えています。皆既突入の直後、対物レンズ前に装着した専用フィルターを外し肉眼で観察します。
天文雑誌などの協賛ツアーは、皆既の状態を少しでも長くみられる場所(人が住んでいない僻地が多い)まで案内スタッフや雑誌関係者が複数人同行し安全面も考慮するため、どうしても割高になってしまいます。
前段に紹介したオーストラリア北西端ツアーでの皆既時間は約60秒で、テント泊も含むツアー代金は83万円。1秒あたり1万4千円。これが高いか安いかは人によって異なりますが、それほど皆既日食は人を魅了する力があるのではないでしょうか。
私の場合、最初の頃は少しでも皆既時間が長い場所で、前日の下見で撮影機材のセッティングが必須という考えでいましたが、最近は少人数の自主ツアーなどで眼視主体のお手軽遠征に変わってきました。
次回、9回目の皆既日食遠征は2024年4月8日のアメリカ皆既日食を狙っています。
高額になってしまうマニア向けツアーには参加せず、往復の航空券と適当な宿を取るだけの単身旅行です。
国際線の航空券は、一般的に360日前から発売されます。その時を待って予約してしまいました。
往路はマイルを使った特典航空券、復路は保有マイル不足だったので、アメリカ発券の片道航空券です。宿泊先の予約も完了。宿泊先から観察場所まで公共交通機関で行けることも確認済みで、皆既継続時間は3分50秒ほどです。宿泊先でも3分程度の皆既日食が見られるので、場合によっては宿泊先から移動しないかもしれません。
これまでに私が見た8回の皆既継続時間の累積は18分00秒です。来年無事に見ることができると累積で21分50秒になります。
これから皆既日食ツアーの募集が続々と始まるはずですが、単身の自主旅行費用の倍ぐらいの料金になってしまうのではないでしょうか。
1年後の旅なので、骨折した母の体調は多分ですが元に戻っているはずとして、見切り発車しました。(笑)
【2023年4月20日17時:記事追加】
オーストラリア北西端へ遠征中の知人は、無事に皆既日食を見ることができたようです。おめでとうございます。
【2023年4月27日11時:記事追加】
2024年4月8日のアメリカ皆既日食について、フリーソフトを利用し皆既継続時間を計算してみました。
私が選んだ場所での皆既継続時間は、約4分09秒になりました。
この続きはブログ記事 【 2024年4月の北米皆既日食まで1か月を切りました 】をご覧ください。
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