土星の輪(環)は、2025年に大きな望遠鏡でも輪が全く見えなくなる「環の消失」現象を控え、2024年の土星の輪はかなり薄っぺらくなってきました。まるで串刺ししたお団子のようです。輪の傾きが大きかった7年ほど前は「豚の鼻」と表現した人もいました。(笑)
輪が傾きが減少してくると輪から派生するハレーション(明るい光の部分が白くぼやける現象)が減少し、土星本体に近い公転軌道を回る衛星が眼視で見やすくなったり撮影しやすくなります。
まず、自作したアポタイザー4枚を口径40cmカセグレン式反射望遠鏡のスパイダーにマジックテープで取り付け、スパイダーの影響で発生する干渉光を軽減させて撮影する準備をします。
なお、アポタイザーの自作とその効果については2023年11月のブログ記事 【 干渉光を軽減するアポタイザーの自作 】に書いてあります。
土星本体のすぐ近くを公転するミマスは撮影が難しく、土星本体からミマスが東方最大離角になるときを狙って撮影を試みました。
土星本体の眩しさと気流の乱れで口径40cm反射を使っても市街地でミマスを眼視確認することは無理でしたが、静止画1枚画像でもミマスがかろうじて写せたと思います。大気の揺れが大きな北海道でミマスを明瞭に写すには動画撮影しスタック処理が必要かもしれません。
なお、衛星近くの数値は衛星の明るさを等級で示したものです。
大気の揺らぎが大きいことや建物振動の影響で20秒露出の間に衛星が肥大化して写りました。衛星に比べとても明るい土星本体は露出オーバーのため実際の大きさよりもかなり滲んでしまい大きめに写っています。
土星のすぐ近くの満月が口径40cm反射鏡筒内を照らす迷光の影響もありミマスは淡くしか写せませんでした。
これは SkySafari という天文アプリのスクリーンショットです。輪が消失する来年2025年にはもう少しはっきりとしたミマスが撮影できると思います。
次回、大気の揺れが少なめで夜空が暗い宮古島で月の影響がないときに再挑戦してみようと思います。
なお、衛星ミマスは1789年にイギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェル(1738ー1822)によって発見されました。使用された望遠鏡は通称40フィート反射望遠鏡です。当時の望遠鏡は焦点距離で大きさを表していました。40フィートとは約1200cmで口径は120cm、つまり口径比はF10だったとのこと。以上、Wikipediaから引用。
輪が傾きが減少してくると輪から派生するハレーション(明るい光の部分が白くぼやける現象)が減少し、土星本体に近い公転軌道を回る衛星が眼視で見やすくなったり撮影しやすくなります。
まず、自作したアポタイザー4枚を口径40cmカセグレン式反射望遠鏡のスパイダーにマジックテープで取り付け、スパイダーの影響で発生する干渉光を軽減させて撮影する準備をします。
なお、アポタイザーの自作とその効果については2023年11月のブログ記事 【 干渉光を軽減するアポタイザーの自作 】に書いてあります。
土星本体のすぐ近くを公転するミマスは撮影が難しく、土星本体からミマスが東方最大離角になるときを狙って撮影を試みました。
土星本体の眩しさと気流の乱れで口径40cm反射を使っても市街地でミマスを眼視確認することは無理でしたが、静止画1枚画像でもミマスがかろうじて写せたと思います。大気の揺れが大きな北海道でミマスを明瞭に写すには動画撮影しスタック処理が必要かもしれません。
なお、衛星近くの数値は衛星の明るさを等級で示したものです。
大気の揺らぎが大きいことや建物振動の影響で20秒露出の間に衛星が肥大化して写りました。衛星に比べとても明るい土星本体は露出オーバーのため実際の大きさよりもかなり滲んでしまい大きめに写っています。
土星のすぐ近くの満月が口径40cm反射鏡筒内を照らす迷光の影響もありミマスは淡くしか写せませんでした。
これは SkySafari という天文アプリのスクリーンショットです。輪が消失する来年2025年にはもう少しはっきりとしたミマスが撮影できると思います。
次回、大気の揺れが少なめで夜空が暗い宮古島で月の影響がないときに再挑戦してみようと思います。
なお、衛星ミマスは1789年にイギリスの天文学者ウィリアム・ハーシェル(1738ー1822)によって発見されました。使用された望遠鏡は通称40フィート反射望遠鏡です。当時の望遠鏡は焦点距離で大きさを表していました。40フィートとは約1200cmで口径は120cm、つまり口径比はF10だったとのこと。以上、Wikipediaから引用。
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