あきオジの風景

写真、そして、俳句(もどき)
毎日更新しています。

蒸し暑く、息苦しい。そんな一日でしたね。

2009-06-23 20:21:39 | 日記
百草園


東京にはいろいろなところに名所があります。
多摩地区に限っても
青梅には吉川英治記念館があります。
東京の日野市は新撰組ゆかりの人たちを輩出しています。
だから、近藤勇煎餅があるかろうか知れませんが
利用されています。
郷里の偉人をりようしないなどもったいない。
それって、魂胆が見えてません?
だから、どうした?
と言われたら反論できません。
私は彼らの甥でも姪でもありません。

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今日の万葉集

秋野には 今こそ行かめ もののふの 男女(をとこをみな)の 花にほひ見に

花咲き乱れる秋の野に 今こそ出かけてみたいものだ 着飾った官人官女の 花に映えるあでやかな姿をこの目でみるために

こんな解説がありました。平和な時代の男女はあれこれ楽しみがあったのでしょうか。このような機会は数少なかったのかもしれません。
以前、佐倉にある国立民族博物館で平安貴族の日記を見たことがあります。今の政治だけではなく、宮中の行事でぎっしり埋まっており
けっこう忙しいのだなと驚いたことがあります。
本人が主催するものであれば真剣さも違ぬのでしょうが
お付き合いだとすればけっこう大変でしょうね。

この歌は色彩が豊かでざわめきまで聞こえそうですね。

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西欧美術を開くと
イエスはヨーロッパの顔になっています。
どう考えてもイエスは今の中近東の出身ですから
イラク人、あるいはサウジアラビの顔です。
しかし、時代と権力はイエスを白人に置き換えているのです。
だからどうだというわけでもありませんが
ミケランジェロの描く男も女もヨーロッパ人
どこかで何かが捻じ曲げられている。
そんなことどうでもいいじゃないかと思うのですが
キリスト教信者は、何一つ誤りはないと言い張りますので
ちょっとだけ口を滑らしたいのです。



朝露によごれて涼し瓜の泥   芭蕉

2009-06-23 06:03:18 | 日記
百草園の紫陽花

もう見頃を過ぎましたね。
これから紅葉に時期までひっそりしていますね。
落ち着いているというか
物足りない、ゆっくり消えていくのを
待つ季節ですね。
でも、緑だけはどんどん深まりますね。
一時も同じではないのですね。

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今日の芭蕉

朝露によごれて涼し瓜の泥   

例の如く解説書には落柿舎に逗留中の句であるとか
あれこれ解説がいっぱいついています。
それだけ研究者が多いし、資料もいっぱいあるということですね。
でも、学術的に読むって、素人おやじには難しい。
文芸とは読む人が楽しむ一面があるのだし
「私の勝手でしょ」と開き直ってしまいます。
楽しければそれでいい。
深めるかどうか
学術的に読むかどうか
それは私の勝手
もう芭蕉の句は作者だけのものではなくなり
独り歩きしているのです。
それはそれ
瑞々しいし
肌触りを感じますね。

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朝の風

朝、ベランダから外を見ると
山が見えます
五年経ちますが
いまだに山の名前を知りません。

名前など会話の都合だけで十分ですね。