今日の万葉集
一昨日も 昨日も今日も 見つれども 明日さへ見まく 欲しき君かも
一昨日も昨日も今日もお目にかかりましたけれど、さらに明日もまたお目にかかりたいと思うほどに、なんともお慕わしいあなた様です。
こんな解説がありました。熱いですね。若いころの恋心は今も昔も変わらないのでしょうね。恋するとは「一緒にいたい」ことですから、きっとそうなのでしょう。「わかる。わかる」とは言えないけれど、そんなものかなという感じはわかりますね。それにしても、それをこのような和歌にするとは、さすがのですね。これ和歌だから一気に核心に入れるのですね。そこがまたすごい。形式は魔力を生むということでしょうか。
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夕べの風
話し相手の悲しい気持などわかるはずがない。
わかったつもりでも、相手が受け止めている悲しさと同じものだと言えない。
気持ちがそうなら、
頭で考えたことなどわかるはずはない。
でも、わかったことにしないと先に進まないから
わかったような態度をとるのです。
そんなわけのわからないことを考えては
役に立たないことは楽しいのだ
などと負け惜しみが始まります。
だいたい、他人の話を聞くのは
自分の話をする番をじっと待っているからなのです。
カウンセラーは相当の精神力の持ち主ですね。
そんなことを言ったら、真面目な心理学専攻の人に
ぼろくそ言われるでしょうね。
それもいいかも。