2011年6月17日(金)、昨日はタイヤのバースト事故のため、宿泊予定のシェラネバダ山脈の南端モハーベには3時間ほど遅れて到着した。 街中の沿道にはモーテルも多くあり、午後7時を過ぎたが宿泊場所は問題なく確保できた。
今日は近くの砂漠の中にあるエドワード空軍基地が、一般公開されているらしいという今回の幹事であるS君の情報により、ちょっと寄り道して行くことになった。 1時間ほど走った砂漠の中に古い大きな輸送機が捨ててあるように展示されている。その脇に検問所のゲートがあった。 とにかくそこで中に入れないか尋ねてみた。 しかし、ジェスチャーはNOである。 免許証を見せろと言われて提出すると、それを取り上げられ、「あそこでUターンして向こう側の車線に行け!」と言われて指で指図される。 そこはロータリーになっていて外に出る道路につながっていた。 検問所の反対側に先ほど免許証を取り上げた兵士が立っていて免許証を返してよこした。 結局、情報が間違っていたのか、外国人だから入れなかったのか、言葉が理解できず不明のまま戻ることになった。 少し離れたところで車を停めて写真を撮っていたら、どこから出てきたのか今度はパトカーがやってきて尋問される。 お互い言葉が通じないまま、やがて向こうは笑いながら去って行った。
昨日まではシェラネバダ山脈を左に見ながら南下してきたが、今日はこの砂漠の中をシェラネバダを左に見ながらひたすら北上する。 この付近の砂漠の名前は何というかわからないが、アメリカ合衆国唯一の砂漠らしい。 景観も生えている植物も、一昨年から緑化技術協力で行っているモンゴルの東ゴビ砂漠と非常に似ている。
〈砂漠の中の空軍基地のゲート近くに展示してある輸送機?〉
〈エドワード空軍基地の検問所? 結局入れてはもらえなかった。〉
〈砂漠と雪山という見慣れない景色〉
【アメリカ合衆国本土で最高峰のホイットニー山(4,418m)に近づく】
砂漠の中の1本道を北上する。車窓の左側は、延々とシェラネバダの山々が続く。何時間か走ってローン・パインという町に到着。 ちょうどホイットニー山の東に当たる。 ここから登山口に伸びる山岳道路があり、アメリカのアルプスを仰ぎ見ながら標高を稼ぐ。
山岳道路のどん詰まりに駐車場とトイレが整備された登山口があった。 この登山口で標高は既に2,500mを超えている。
〈ホイットニーに向かう山岳道路〉
〈終点の登山口の駐車場〉
〈ホイットニー山の看板〉
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