怒るなリョー坊！

昨日は電話が多かった。
KHデパート社長兼S高校の野球部OB会長から参院選はタノムっていう引き締めの電話が突然かかってきたり、バイクの運転中に友人からかかってきたり、夜になってからも仕事やKM軍団関連の連絡がひっきりなしだった。

そういうワケで、月曜恒例のトレーニングも何度か中断しなければならなかった。
おかげでボクは助かったけど、・・・・約1名、激しく立腹する者がいた。
それはリトルリーガーリョー坊だった。

校舎に取り付けられたデッカイ時計の針が9時を指していた。
いつも来ている年配のオバチャン、ジィサンはグランド整備を終了していた。

「リョー坊、終わろう」ボク

「・・より、・・じゃん」リョー坊

「えっ？、なんて？」ボク

「いつもより、少ないじゃん！」(激怒)

グランド整備も手伝わずに練習(外野でノック)していたことを、心の底から申し訳ないなぁって思っていた矢先のリトルリーガーの激怒半泣きだった。

オバチャン、ジィサンに目をむけると、二人はベンチに座ってお喋りしながら夏の夜を楽しんでいるようだった。



ところで、ノックといっても硬式球を使っているわけじゃぁない。なんでかって言うと、リョー坊はまだ手首の力が弱いから速い打球だとグラブもろとも後ろにもっていかれる。だけど、リョー坊は速い打球や高いフライを捕球したがるのだ。
それで以前から気に入って使っているのが、穴の空いたプラッチックボールだ。
このボール、軽いけど、バットで打つとかなりの球速になるんだ。しかも、軟球みたいに高いバウンドにはならず、低い弾道で滑るような転がり方をするんだ。指先に当たれば、それなりに痛いけど、硬式球に比べれば蚊に刺されたようなもんなんだ。



そんなわけで、延長約20分。

ノックをやっててつくづく思うことがある。
「オレって、ノック、ヘタクソだなぁ～」

ノックの練習をしたほうがいいよって、そのうち言われるんだろうなぁ。