1969/04/09に生まれて

1969年4月9日に生まれた人間の記録簿。例えば・・・・

プロ6人とバカ1人

2007-05-31 15:55:16 | 旅の記録
中華人民共和国と言えば東シナ海を挟んだ隣国なわけで,発展著しい上海なんていうビッグシティは熊本からは東京よりも近いところにあったりする。
そんなワケで上海にも行ったことがないボクは九州人としてはモグリかもしんないけど,この度,自費だけど,20年ぶりくらいに中国へ行けるのだ。やっほー~。

ま,近年の中国と言えば経済発展がスゴクって,それに牽引されるカタチで恩恵に預かっている日本人も多いと思うワケだけど,熊本界隈では光化学スモッグや黄砂,酸性雨,はたまたエチゼンクラゲの大発生など環境問題が大々的に指摘されていて,その原因の容疑国として押しも押されもせぬのが中華人民共和国ってなワケだけど,本国の中国でもイロイロ環境問題が起こっているらしい。

なかでも地盤沈下がスゴイらしい。ボクは中国の地質や地盤沈下については全く素人だけど,話しによれば北京~上海にかけての四国くらいの広大な平野で地盤沈下が進行しているらしい。

地盤沈下ってのは,主に地下水の汲み上げ過ぎによって起こる非可逆的現象のことなのだ。
たとえば,関東平野なんかじゃぁ,ヒドイところでは大正時代から4mくらい沈下しちゃったところもあるくらいだ。んで,地盤沈下とはちょっと違うんだけど,逆に地下水位が戻ったところでは,浮力が働いちゃって地下構造物(地下の駅)が浮き上がっちゃうって大問題も起きているのだ。
そんなワケで,目に見えない地下深くをユックリ粛々と流れる地下水を決して侮ってはいけないのであ~る。

それで,今回,中国で地下水と地盤沈下に関するシンポジムが開かれれることに相成ったワケだけど,このチンポじゃなかったシンポ(言いたくて言いたくて・・)と並行して地盤沈下が起こっている現場を見て回る(巡検)ってオマケ付きが,今回の中国行きってことなのだ。
画像が巡検ルートなんだけど,この約1000kmのルートを約5日間で見て回るって算段になってる。ホントに見て回れるのかって気がするけど。

日本からの参加者は,地下水と地盤沈下のプロ6人とバカ1人。シンポで何か発表するってのを条件に付いてきてもOKって約束だったから,この数日は原稿作りでちょっとだけ忙しい。ボクが知っている中国語は回鍋肉と天津飯と味千拉麺くらいだ。だから発表は英語になると思うけど,最近は洋画も吹き替え版ばかり見てたりで英語から遠ざかっているから甚だ怪しいもんだ。
ハッキシ言って,プロ野球の試合に他国からやってきた草野球の補欠選手が,突然,バッターボックスに立つようなもんなのである。
思いっきり,三振してこようと思っている。

なお,出発は6月23日なのである。

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出会い

2007-05-30 06:49:25 | リトルリーガーの記録
毎週一度のキッズソフトの練習は、照明設備が設けられているS小学校のグランドを利用してるんだけど、時々、野球親子がやってきてグランドの隅っこで自主練している姿を見かけるけど、毎週やってくる親子は見たことがない。


キッズソフトの練習時間は7:30からになってるけど、最近は早めに行ってランニングやアップをしている。


こないだグランドに着いたとき、一人の少年がグランドを走っていた。
少年は、ダッシュ、インターバルを繰り返し、時にはストレッチ、側転などを織り交ぜながら「スポーツ少年」のオーラを撒き散らしていた。
ボクらがアップをやっている真横を猛スピードで走り抜けたときは、「挑戦的」とさえ思った。

少年は黒の短パンにグレーのTシャツ。深々とかぶった野球帽から伸びるやや長めの黒髪が印象的だった。

ボクらのアップが終わったころ、彼の手にはグラブがあった。そしてキッズソフトの練習に毎週来ている女子中学生の二人がやっているキャッチボールの背後に佇んで、後逸したボールを追いかけていたりしていた。

この確信犯的な少年にボクは声を掛けた。
「ねぇ~、君ぃ~、こっちで一緒にキャッチボールしようよぉ~」

少年は遠慮のそぶりも無く、一直線にこちらに向かって駆けて来た。
至近距離になってわかったんだけど、少年は、映画の世界から出てきたようなハンサム少年だった。黒い大きな瞳にちょっとビックリした。だけど、さらに接近して気が付いた。
「・・・・君、・・・・男・の子・・・じゃぁ・・ないよねぇ」
少年?は、ばれちゃぁしょうがねぇなぁって少年のような仕草で笑った。
「そうかぁ~、女の子かぁ、まぁ、なんでもいいよぉ~、トニカク、せっかくだからキャッチボールしよう~」
ボクとリョー坊はなんだか嬉しくなって二人して顔を弛めてしまった。
そしてボクらは三角になってキャッチボールを始めた。

その野球少女はS小5年の野球部員だった。そこらへんのなんちゃって野球少年なんかよりずっと上手だった。
その野球少女は、キレのいいタマをボクの胸元にどんどん投げ込んできた。
レギュラーではないそうだけど、5年生のチームではショートを任されていると言う。
いいタマを受けていたボクは、ピッチャーを目指したらって話したら、「控えでピッチャーもやってます!」負けん気たっぷりの歯切れの良すぎる答えが返ってきた。

その野球少女の名前はアイコ(仮名)。
来週も来てくんないかなぁ~。
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決勝進出の理由は

2007-05-29 17:11:56 | 雑談の記録
4月6日の記録に,仕事をサボって?九州地区高校野球熊本大会の決勝戦を観に行ってしまったことを書いたけど,観に行った理由はボクが「タダノ ヤキュウ ヴァカ」だからだけではないのだ。

決勝戦は熊本高校VS必由館高校で,優勝は必由館高校だったワケだけど,忘れちゃいけないのは,熊本高校と言えば県No.1の進学校であることだ。また,噂によれば(ホントに噂),野球部の練習量は県No.1少ないってことも特筆しとかなくちゃなんないかもしれない。

そういうワケで,偏見というワケじゃぁないけど今回の決勝戦の組み合わせに関して,熊本の高校野球の地盤沈下を危惧する声を幾人の野球オヤジから聞いたし,ボクもソレに同調する部分があった。

「だけど果たしてそうなのだろうか」という疑問がボクを球場に向かわせた大きな理由だったのだ。

ボクは2回までしか観ることができなかった。
確かに,個人の技術レベルでは必由館高校が1枚上ではあった。
だけど,個々人が持つ運動能力には大きな差を見つけることはできなかった。
むしろ・・・とさえ思えたくらいだ。


小学校でPTAの役員をやっていたこともあっていろんな人と話す機会があるワケだけど,確かな筋の情報によれば,運動能力(体力)の平均値が県No.1の高校は,熊本高校なのだそうである。

だからナンナンダってワケじゃないけど,体力と学力の相関性に異議を唱えるってワケでもないし,文武両道を強く奨励する立場をとるってワケでもない。

「ただただ納得」の立場なのである。
そして,最近の子供達の学力低下及び体力低下を心から心配しているのである。

・・・・そして,できれば,チビッコたちにどんどん野球をやってもらいたいと思っているのだ。
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松岡 様

2007-05-28 22:42:58 | 雑談の記録
言葉に生まれ 言葉に死す

正倫理 明大義
重廉恥 振元気
磨知識 進文明

心から ご冥福をお祈りいたします
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縁起でもない

2007-05-28 06:44:28 | リトルリーガーの記録
昨日はお昼から小学校の10周年記念事業の委員会で、2時からは子供たちの日曜参観だった。
リョー坊のクラスの授業は「むしばなくそう大さくせん」でボク的には非常にタイムリーでイタイ話しだった。3時半からはPTAの総会で家に帰ったのが5時ちょっと前で痛め止めの効き目が切れかかっていた。
帰宅直後にチームのSGAオヤジから、低学年の子供が入団してくれそうだって連絡があった。そのとき、リョー坊はムシキングカードで一人で遊んでたんだけど、その話しをしたとたん、リョー坊は「練習しよう」って言い出した。
それから、夕食の支度ができる7時まで、みっちり練習に付き合わされた。
ノックのかわりに際どいところにボールを投げて、それを横っ飛びで捕るって練習は、投げる方も捕る方も大変なんだけど、リョー坊は途中で半ベソかくくせに、ココに投げろとかこの辺にもっとユックリ投げろとかもっと際どく投げてみろとかいちいちウルサイのだ。その頃、ボクなんてクスリが完全に切れてるから気持ちも切れそうだったのに、一生懸命、付き合ったのだ。それから、昨日の画像解析?で、やっぱり手首と指だなって思ったんで、少年野球ブロガーさん(PATさんだったかなぁ~)が紹介してた「輪切りボール大作戦」を試してみた。リョー坊はボクに指摘されることが非常に不服そうだったけど、最後は楽しそうに投げていた。それよりボクは、軟球を輪切りにしたときに水がたらぁ~っと出てきて「おお~、やっぱりぃ~」ってそれが一番嬉しかったのだ!。
ま、それはさておき、リョー坊が練習を頑張ったのには他の理由があると思った。
実は、一昨日の晩、クワガタ採りの約束をしていたのだ。

リョー坊は夕食を終えると、長袖長ズボン、帽子に虫かご、懐中電灯と割り箸一組の虫捕り態勢を素早くと整えたのだった。

採取地は、車で10分くらいのところの墓場で、真っ暗闇で2匹の犬にいきなり吠えられたりしておっかなびっくりだったけど、コクワ2匹、ヒラタ2匹をつかまえることができた。
この墓場で採れるクワガタに何か憑いていたらいやだなぁっていつも心配になるけど、ま、そんなことはないよねぇって無理やり思うことにしている。

だけど、帰りの車のラジオでは「耳無し法一」をやっていて、しかも聞きかじちゃった部分は、耳が引きちぎられるところだったのだ。
やめちくりぃー、縁起でもねぇ!
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撮影結果5

2007-05-27 09:53:05 | 仕事の記録
トスしたらこんなかんじですね。ボクはトスがヘタクソで・・・・。

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撮影結果4

2007-05-27 09:40:25 | リトルリーガーの記録
少年軟式バット595g 軟球

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撮影結果3

2007-05-27 09:36:24 | リトルリーガーの記録
少年硬式バット650g 硬式球
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撮影結果2

2007-05-27 09:23:37 | リトルリーガーの記録
画像がえらくデカイですが、こまごました処理はめんどくさいです、ハイ。
これは、「鶴の舞」投法ですか?。


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撮影結果1

2007-05-27 09:00:08 | リトルリーガーの記録
撮影結果を記録しようと思う。
デジカメはホースケが担当だったんだけど、タイミングを計って根気よく撮影し続けてくれたホースケを褒めてあげたい。


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撮影

2007-05-27 08:08:00 | リトルリーガーの記録
昨日はチームのメジャー組だけが片道3時間の遠征試合でマイナー組の練習はお休みだった。
夕方、メジャー組のオヤジたちから電話があって、「さびしかったろ~、牛深ん魚でん食いながら反省会ばすっけん、出でこんね」って飲み会に誘われた。
すっごい嬉しい話しでメチャクチャ行きたかったけど、断腸の思いで、断った。
なんでかっていうと、抜歯後の痛みがまだヒドクて、お酒と一緒に飲んだら心臓発作で死んでしまうかもしれないという副作用のある痛め止を服用していたからだ。
「ウーロン茶ば飲んどけばええじゃぁにゃぁ~、きなっせ、きなっせぇ」
「そぎゃんこつが、でくっわけにゃぁじゃぁにゃぁやぁ~」
「しょんなかな~、じゃ、また今度たい」
そういうワケで抜歯した火曜から、ボクは一滴もお酒を飲んでいない。5日連続ノンアルコールなのだ。いや、手術の前日から飲んでないから6日連続ノンアルコール記録なのだ。

ま、そんなことはどうでもいいんだけど、チームの練習がなかった昨日は、何をしてたかっていうと、自主錬なのだ。とは言っても、ボクは右顎にイヤ~な痛みがあるから激しい運動は避けたかった。だから、前日にリョー坊に言っておいた。
「明日は、撮影ばすっけん、サツエイ、よかろ~」

そして、撮影は午前9時から以下のとおりで始まったのだ。

ディレクター:hiratakuwa
アシスタントディレクター:ホースケ(小5の次女)
カメラマン:hiratakuwa、ホースケ
出演:リョー坊
音楽:風の音
ロケ地:庭およびヌヤマヅ広場
撮影機材:Canon DM-IXY DV S1、SONY DSC-W30
撮影モード:全てAuto
編集:TEKITOO
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悩み

2007-05-26 19:21:09 | リトルリーガーの記録
悩みというほどの悩みではないけど、敢えて言えば「贅沢な悩み」になるのかもしれない。

リョー坊のことだ。

4月の末、雨で中止になったホークスVSライオンズの試合を観に行ったときのことだけど、ボクらは万全の雨対策でライト側外野スタンドに陣を構えた。

試合前、ライオンズのフリー打撃の練習では何度もライト側に鋭い打球が飛んできた。そのうち何個かはスタンドを直撃した。
外野席は傾斜した芝生地になってるんだけど、リョー坊と同じ年頃の子供達はボールが飛んでくる度にボール欲しさに右に行ったり左に行ったりで大騒ぎなんだ。
もちろんリョー坊だってグラブは持参していた。だけど、そんな子供たちに加わろうとはしなかった。
そのかわり持参してきたアウトドア用のチビチェアにしっかりと腰を降ろし、遠くのバッティングゲージの中にいる選手をジッと見つめていたんだ。

昨夏も何度か藤崎台球場に高校野球を観に連れていったんだけど、そのたきだって、ネット裏から大まじめで観戦するのだった(ボクはいつもビールを飲んでるんだけど)。

そういうリョー坊を見ていると、なんて言うか、なんと言うか、「こいつは,やっぱり本気なのかもしれない」って思ってしまう。

中止になったホークスVSライオンズの帰り途、ボクらは繁華街の居酒屋で食事をとった。
変な話しに聞こえるかもしれないけど、そのとき、ボクは数杯の生ビールの力を借りてリョー坊に訊いてみた。
「なぁ、リョー坊、やっぱり、そのぉ、・・・ん~なんだぁ、・・ぷ、ぷ、プロ野球選手になりたいとかそんなこと思ってるのか」
リョー坊は氷が入ったウーロン茶をガブリと飲み干すと言った。
「うん!、ウーロン茶!」



GWの後半は雨にたたられて、家にいる時間が多かった。
それで、SGAオヤジから借りていたWBCのDVDを見たりしたんだけど、リョー坊はそれを3回も見た。3回目のときは,さすがにボクも飽きてしまって途中で眠りこけてしったんだけど、気が付くとリョー坊はモニターの前に正座していて、メダルを下げて優勝に沸き返る選手達を食い入るように見ていたんだ。そして突然振り向くと目をうるませて言った。
「おとーさん、リョー坊,あんなんになりたいっ!」



こないだプロ野球中継を見ていたらリョー坊が言い出した。
「おとーさん、今年はWBCはないとぉ?」
「なかよ~、たしかねぇ、WBCは4年おきじゃなかったかなぁ~」テキトーに答えた。
「う~ん・・・・う~ん・・・・、じゃぁ5回目、5回目んときに出るけん」



こないだティーバッティングに付き合っていたら裸足のリョー坊が言い出した。
「やっぱりさぁ、チャンスのときに打てんとダメだよね~、松中選手みたいな、そんな選手になりたかぁ~」
「練習あるのみばい、打てぇ~」(ホイ)
「だけん今しよっでしょーがぁ」(ガギン)



本気のリョー坊に対してこれからどうしたらいいんだろうと悩む。

いろんなことを考えるけど、それを言葉ではうまく説明することはできないけど、リョー坊には、いろんな野球をもっと見てもらいたいと思っている。
ボクは野球の技術に関してアーダコーダと言える資格は無いし、アーダコーダと言うつもりもない。2年生だし、アーダコーダと言って理解できるわけでもない。
だからしばらくは、いろんな野球を見てもらいたいのだ。
そこから何かを感じてもらいたいのだ。

それからもう一つ思うのだ。
これもやっぱり、言葉で説明することはできないけど、リョー坊に今一番学んでもらいたい技術は「走る技術」だ。
運動会、チームでの練習、様々なスポーツの場面で子供達の走る姿を目にするけど、走るフォームは千差万別であることに気付く。
だけど、スポーツがうまい子供たちの走りに着目すると、走るのが速いのは言うまでもないことだけど、速くなれば速くなるほど、そのフォームがある一定のキレイなフォームに収斂していくような気がしてならないのだ。
性格に個人差があるように体格にだって個人差はある。多くの人は、「足の速さは生まれつきだ」とも言う。
だけど、と思うのだ。
だからこそ、思うのだ。
走ることこそ技術であり、走ることこそスポーツの基本なのではないのかなと(勘だけど)。
そして走る技術の習得時期は,プレゴールデンエイジと呼ばれる今が一番の時ではないのかなと(勘だけど)。

だけど、ちゃんとした走る技術って,どこでどんなふうに習えばいいんだろう。
ボクは教えることができない。
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湯船でプレイボール

2007-05-25 06:42:44 | リトルリーガーの記録
昨日は週1度のバッセンデーだった。

夕食後、バッセンへ行き100キロを4ゲーム、80キロを1ゲームやった。

家に戻ると、リョー坊は無言で自分の部屋へ入っていった。
暗い部屋から泣き声が聞こえてきた。
フトンに突っ伏していた。

満足なバッティングができなかったのだ。

「フロ、入るぞ」
泣きべそリョー坊を立たせて、黒のMAHARA(SB馬原:背番号14)Tシャツを脱がせた。
「ぜったい上手になるって、心配するなって」

湯船にプラッチックのボート形をした温度計とミトン型の子供用タオルと発泡スチロールのタマが投げ込まれた。
「おとーさん、野球しよう!」

湯船野球が始まった。
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アッチ向いてホイが上手!

2007-05-24 06:41:42 | リトルリーガーの記録
このバカ記録を始めてもうすぐ1年半が経とうとしているけど,みなさんご存じのように,最近はリトルリーガーの記録が多くなってきているのであ~る。

別にそれがどうってワケじゃないけど,なんだか,なんだかなぁ~ってかんじなんだなぁ~。
1年前のちょーど今頃,リョー坊の本格的?な野球が始まったんだよなぁ~。

リョー坊が3歳になった頃,時代劇番組のチャンバラに異常興奮して棒をブンブン振り回していた危険極まりない姿を見て,棒の代わりにプラッチクバットを与えたのが野球との出会いだったのかもしれない。以来,プラバットで遊ぶのが日常化して,小学校に入学する頃には野球部に入りたいみたいなことを言い出していたんだなぁ~。

学校の野球部は4年生からだし,どうしようかって思っていた矢先に1年生からも入れるキッズソフトボールのクラブを見つけることができたからラッキーだった。
だけど,そのクラブには最初から殆どキッズはいなくて,とうとう今ではリョー坊一人になったけど,そのクラブでの練習が本格的な野球との出会いだったのだと思う。
練習の初日から,リョー坊は大マジメだった。今はもう辞めちゃったけど,当時のMHRコーチが「褒めて伸ばす」のタイプの人で初日からリョー坊は褒め殺し状態で,そのかわりボクが指導の指導を厳しく受けることになったんだ。なんで?って思った。
以来,月曜夜の7:30~9:00はシーズンオフになる11月末で1回も休まずにその練習に参加したんだ。そして,普通の日は時間があるときだけ,コーチに習ったことを復習するという練習か遊びか判らんようなことをやって,夏頃から土日の早朝(朝飯前)は近所のヌヤマヅ広場で野球遊びを始めたんだ。リョー坊はめきめき上達していったんだ。子供の成長は凄いなと思ったもんだ。
だけど,秋になってキッズソフトは12月~2月末までオフということを知って,これからどうしようってことになったんだ。

そしてその頃,新聞広告で,今入っているリトルリーグの体験入団が10月末にあることを知ったんだ。
ボクは学生の頃からずっと草野球をやってたし,プロ野球や高校野球を観に行ったりする程度の野球好きではあるけど,「野球部」なるものには属したことがない。だから誰になんと言われようと野球に関しては基本的にズブの素人だとボクは自慢して言える。
ま,そんなことはどうでもいいんだけど,笑われるかもしれないけど「体験入団」,ボクはてっきり親子野球教室みたいなものと思っていた。それで,「んじゃぁ,ちょっと行ってみっか」のつもりでその体験入団に行ったんだけど,ボクは行ってみて激しく後悔した。
体験入団に来ていた親子たちは「野球オーラ」をメラメラさせていたし,そして何もかもがボクにとっては「本格的」に見えてしまったからだ。
子供がグランドに入ったら親は口出し無用。ひたすら観るのみ。今でもそうだけど,アップ及び基本メニューは低学年も高学年も同じ。当初,ボクはリョー坊がそんなハード?(ボクにとっては?)な練習についていけるか心配だったけど,まったく問題なかった。そしてナニヨリ本人の意思が固かった。

そんなワケで,11月から突如として始まっちゃったリトルリーグ。
金はかかるし,休みは無くなるし,大変この上ないのだ。
これからどうなるかわからない。
だけど,応援するのみである。

リョー坊は最近モノマネが上手になった。
特に気に入ってやっているのが,ソフトバンクの松中選手の空振りシーンとレッドソックスの岡島投手のアッチ向いてホイ投法だ。
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その差,4馬身!

2007-05-23 11:45:15 | 子供の記録
こないだの日曜日は長女ユーの運動会だった。

ユーが手渡したくれた運動会のプログラムには,蛍光ペンで塗られた部分があった。

『200m 全女』が塗られていた。

それに気付いた馴染みの野球オヤジたちに「ムスメさんは,200mの選抜選手じゃないですか」って言われたけど,そんなぁウチの子に限って選抜選手なわきゃねーだろーと思ったボクは,「全女って書いてあるから,200mは全員走るって意味なんじゃないんですかぁ?」なぁんて中学運動会ド素人のボクはトンチンカンな返事をしてしまった。

競技が始まってすぐに分かったけど,確かに200mとかは足に覚えがあるような体育会系の子供達ばかりで,なんでユーが200mに?って思わざるを得なかった。

ユーは外側から2番目のレーンだった。
オヤジたちは,「お,お,おぉッ!,令嬢参上」なぁ~んて冷やかし半分で叫ぶのだった。

号砲!・・・・・・・・・ゴーーーール!
4馬身以上の大差をつけられてビリだった。

「いやぁ~,今の組の子たちはみんなすっごい速かったですもんねぇ~」
同情とも励ましとも聞き取れる言葉が保護者用テントに広がった。

「完走おめでとう!」
ボクは盛大に拍手を送った。
オヤジたちも「ナイスラン,ナイスランだった」って拍手してくれた。


夕方,ユーに聞いてみた。
「なんで200mなんかにでたとや」

「なんとなく・・・・,200mがあんなに長いって知らんかったもん」
「一緒に走る子たちの名前を知ってガーンってきたし,走ったらさらにガーンってきたったい」
「ほんっと,200m走ったら死にそうになるとよぉ~」

ユーはフシギちゃんなのかもしれない。
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